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#読書日録

松下育男
『これから詩を読み、書くひとのための
             詩の教室』

詩がなんであるかの前にまず、詩をあなたのものとして考えていいということです。それぞれに自らへの詩人になってみようということです。
「自分には書ける言葉があるという小さな誇りのようなものとしての詩があっていいと思う。
ここにいるぼくらには詩が書けます。その詩に、たまにはぼくらの支えになってもらってバチはあたらない。詩の一行を一本の杖のようにして身をもたせかけてもかまわない。詩の一行一行を柵のようにして自分のまわりにめぐらし、守ってもらってもいい。」
冬になって冷凍みかんの味を知った夜だけど、本は閉じれば何を考えていたのか忘れてしまう。実の味のしなくなったスジまで噛みつづけていれば、思い出しそうな気がして飲みこむ。いつも考えているときは、考えるべきことは何も決まっていない。だから詩のことは考えうる限りのことを考えていいはずなのに、何を考えられるのかわからないまま書くしかない。これが、そうだ。
詩ばかりの世界のなか、詩でないことばかりの生活なんじゃないかと心配するけど、詩と詩でないことの間には境や対であることもないんじゃないかと思う。詩とそうでないもの……と音楽を聴きながら夜中に考えることは詩でもなんでもないけど、ギターの音と歌声が聴こえているのに詩でもないことが頭の中を巡っていくのは、わたしの、わたしだけの詩の形がつくられている時間なんだ。音楽はしだいに聴く時間を追い越してとてつもない速さでつくられるんだけど、わたしの時間とギターの音がおんなじ時間を流れているかどうかより、わたしがギターの音に考えを遮られたり考えに情緒をふくんだりすることに、詩の形の時間なのか、詩の時間の形なのか、わからないことがいっぱいあって、書くことがとまらないのに充電やインクによって詩の話が続けられないことのほうが寂しさが強いんだ…。
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テスト期間なので浮上率がおそらくさらに下がる

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