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火口内で機体発見 阿蘇で行方不明の遊覧ヘリ 台湾観光の男女ら3人安否不明
KKT熊本県民テレビ
20日、熊本県阿蘇市で、3人が乗った遊覧ヘリコプターが行方不明となり、山の斜面で機体が見つかりました。

警察や消防などによりますと、20日午前11時頃、遊覧飛行ヘリコプターの乗客のスマートフォンから消防に、阿蘇中岳第一火口付近で衝撃があったことを知らせる通知がありました。

ヘリは、20日午前10時52分に阿蘇市のカドリー・ドミニオンを離陸して、火口付近の上空を10分ほど遊覧する予定でしたが、救難信号を出し、時間になっても戻ってこなかったということです。


ヘリは台湾から観光に来た男性(41)と女性(36)を乗せ、男性パイロット(64)が操縦していたということですが、いずれも連絡がとれていません。運航会社によりますと、パイロットは操縦歴40年以上のベテランだといいます。警察や消防、自衛隊が火口周辺を地上と上空から捜索し、午後4時すぎに中岳の北東側斜面で機体が見つかったということです。

熊本地方気象台によりますと、阿蘇中岳上空付近(標高1500メートル)では、20日正午にかけて北西の風8メートルから11メートルを観測していました。また午前11時頃は、霧がかかっていたということです。

機体は見つかりましたが、3人の安否はわかっていません。


一体何が起きたのか。実は、この遊覧ヘリの運航会社では、以前にも事故が起きていました。運航会社の代理店によりますと、墜落したのはロビンソンR44という機体で、この運航会社では2024年5月にも、同型機が不時着する事故が起きていました。


ヘリの事故調査を手がけた経験がある元運輸安全委員会の航空事故調査官に、今回の事故について聞くと、元運輸安全委員会・統括航空事故調査官・楠原利行さんは「やっぱり弱いですよね、機体の構造からしてみても十分じゃない。ちょうど火口の周辺だと吹き下ろしや吹き上がりで気流が乱れる。ちょっとした油断でヘリを墜落させたのではないか」と話しています。


またヘリを運航する岡山県の匠航空株式会社の福長秀人運航部長補佐は、KKTの取材に対し「大変な状況だと我々は思っていますし、重大な事案だと受け止めています」と述べました。

ヘリに何が起きたのか…。警察と消防は、引き続き乗っていた3人の行方を探しています。


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