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うらきもー
隣のやつがずっと咳してるから離れた…
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ブラコンみくる🎧✯♪̆̈
あはは

もも
隣にいないの理解できない。

あさ
年の瀬、僕は十年ぶりに実家に帰る。
逃げるように出てきた実家だ。
住所は覚えているのに、思い浮かべると胸の奥が重くなる。
その家に行くのは、
僕と、妻と、まだ首の据わらない赤ん坊。
一人で逃げた場所に、
家族を連れて行く。
それだけで、十分すぎるほどの理由だった。
タクシーは空港へ向かっていた。
年末のせいか、道は混んでいる。
信号のたびに、車は少しずつしか進まない。
後部座席で、僕はずっと喋っていた。
喋らないと、考えてしまいそうだったからだ。
今さら帰っても気まずい。
どうせ親父は嫌味を言う。
母親は泣くか、黙るかだろう。
言葉は愚痴の形をしていたけれど、
本当は確認だった。
それでも行くのか、と。
助手席で、妻が赤ん坊の背中を一定のリズムで叩いている。
「まぁまぁ」と、宥めるように言う。
その手つきが、妙に落ち着いて見えた。
運転手は、ラジオもつけず、前を見ている。
バックミラー越しに一度だけ目が合い、
すぐに視線が戻った。
交差点が詰まり、車は止まる。
年末特有の、理由の分からない渋滞だ。
僕は、ふと口を滑らせた。
「逃げたんですよ。
十年も」
信号は変わらない。
そのとき、運転手が前を見たまま言った。
「長いですね」
責める声ではなかった。
事実を、確かめるみたいな言い方だった。
しばらくして、彼は続ける。
「でも、
今日ここに乗ってはるってことは、
止まったわけでもないんでしょう」
ウインカーの音が、やけに大きく聞こえる。
「逃げた場所に行くのって、
戻るのとは、ちょっと違いますからね」
信号が青に変わる。
車は、ゆっくり動き出す。
「今の自分で行くなら、
それはもう、
別の用事やと思います」
それきり、
運転手は何も言わなかった。
しばらくして、ラジオがついた。
小さな音で、さすらいが流れ始める。
奥田民生の声だと気づいたのは、
サビに入る少し前だった。
歌詞は追わなかった。
ただ、今の自分に近い音だと思った。
胸の奥で、
重たかったものが、少し形を変える。
戻るんじゃない。
謝りに行くわけでもない。
逃げた時間を、
なかったことにしないまま、行くだけだ。
空港の看板が見える。
「ありがとうございました」
降りるとき、運転手は小さく頭を下げた。
「お気をつけて」
それは、
よくある一言だった。
でも、
今の自分は、
その言葉をちゃんと受け取れた。
ロビーに入ると、
年末のざわめきが広がる。
人の流れに、少しだけ飲まれそうになって、
足を止める。
そのとき、
妻が赤ん坊を抱いたまま、僕を見る。
「行こ」
それだけだった。
引っ張らない。
背中も押さない。
ただ、隣にいる声だった。
歩き出す。
逃げなかったわけじゃない。
戻る覚悟ができたわけでもない。
それでも、
一人じゃない。
それだけで、
今日は十分だった。
#短編小説
#創作
#さすらいの途中

みー
終わりよければすべてよしな感じ
完全栄養食購入してみたり、半身浴したり、気が向いたらフィットネスバイク漕いだり、歯間ブラシ、フロス歯磨きしてるし、洗顔、化粧水してるし、、、部分入れ歯の洗浄もした
まあ、ぜんぶ程よくてきとーにやけど、何もしないよりはマシ笑
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