Q.学生時代、散々「選挙に行け」と言われたけど、法律に関係するの？

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2025/10/18

Q.学生時代、散々「選挙に行け」と言われたけど、法律に関係するの？

A.国会議員を居眠りできなくなったり、公約を反故にする法律は国民投票では作れません。
しかし、それらをできにくくする状況は国民投票の母数を増やすだけでもできます。

あと、投票の母数が増える影響として、とても間接的にですが、法案施行を独断で決行できないようにできます。

※以下国民投票と国会活動の関係をざっくり長く書くだけなので見なくてもいいです。

①前提として国のシステムについて
まず、国会議員は
1.内閣（国の責任兼実行部、操作キャラ）
2.衆議院（中ボス）
3.参議院（ラスボス）
の3つの組織に分けられます。
（流れでは、国民投票で中ボス、ラスボスが選ばれ、次に中ボス、ラスボスが総理を選び、最後に総理が内閣の構成員を独断で国会議員から選びます。当然内閣は国会の最多勢力（与党）で構成されます。）
法案提出は原則内閣から行われ、中ボス→ラスボスの議会に審査してもらい、「2/3の賛成」を得ないと法律として効力を持ちません。

他にも
・総理決定
・解散総選挙（後述）
など、前提として、原則国会全ての決定はこの「2/3セキュリティ」を突破しないと実行されません。
ニュースでよくやる閣議決定とは要するに「レビュー前の法案状態」なので決定されても2/3セキュリティを超えなければ何ともありません。

②独断で法案が通せる状況とそうでない状況の作り方
基本的に閣議決定されたものが直接生活に反映されることはありません。
内閣が2/3を突破させるために他の勢力の公約などと向き合って連立を組まないといけません。（たまに賄賂とかで不正で楽をしようとするうっかりさんもいます）

たとえ、全国高校（私立含む）無償化などの詭弁やプライマリバランス黒字化だとても、国民投票の結果次第で国会の最多議員の勢力（与党）はこれらの話に向き合い、法案に盛り込まないと可決できない状況になります。

裏を返せば、2/3フィルター突破のためにある党がオーバーツーリズム抑制や転売抑止を公約にして、どうしてもその議員数が合流しないと法案を通せない状況も作ることができます。

しかし、例外として与党が自力で2/3フィルターを突破できる議員数になるバグが発生すると閣議決定=法律施行になります。言いたい放題やりたい放題です。

つまり、中ボスとラスボスの構成比率次第で数十議員数でも内閣と法案可決の交渉権を得ることができます。与党も真面目に仕事しないと何も進まない状況になります。

③どうすれば、議員が真面目に交渉しないといけない状況を作れるか
基本的に国民投票では、直接内閣を選挙できません。しかし、中ボスとラスボスに対して
1.任期満了
2.内閣からの解散命令（中ボスのみ）
の条件を満たした時に中ボス、ラスボスの構成員を国民投票で決めることはできます。
ただ皆さん楽して勝ちたいので、この投票期間に「よく分からないけど小難しい事を言う人柄のいい人」を演じます。

本来は「どういうことをするか、その公約で賛成を得られるか」で判断される人が当選しますが、投票母数が少ないと前者の姿勢でも当選出来きます。

社会系の先生がやたら「選挙にいけ」というのは要するに選挙票の母数を増やすのが対策になるということです。
また、母数が増えると自然とニーズは集まるので、これを利用することで、前述のオーバーツーリズム対策等などと向き合わないといけない状況にもできます。

・まとめ
つまり、国民投票は法案可決をレビューする中ボス、ラスボスの組成をカスタマイズできる権利であり、内閣含む与党に対して、20人〜30人の国会議員が入れ替われば、法案可決の際に交渉を押し付けることができるようになります。

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