投稿の写真、すごく素敵！もしかして写真撮るのが好きだったりする？下手だけど撮るのは好き

【スッピン女性はNG？】

最近、肺炎で会社を休んでいた。

休む前は職場のシンママさんに『よろしくお願いします』と連絡を入れ、シンママさんも「大丈夫ですよ～」と明るく返事をしてくれた。

しかし休みから復帰してみるとシンママさんの姿がない。
どうやら私が休んでいる間、シンママさんの息子さんが事故にあってしまって救急搬送されてしまったらしい。

もうシンママさんは仕事どころじゃない。
仕事を放り出して、息子にずっと付きっきりなのだとか。

『会社の事は気にしないで。
　今度は私が全部頑張るから！！』

たかが肺炎で弱ってる場合じゃない。
今度は私がフォローに回る番である！

そう意気込む私の横に、去年からの新社長が近づいてきた。

「なぁ、聞いた？
　シンママさん、ダメだって」

新社長は「うふふ、ふふ…」と嫌味な笑い方を続ける。

「息子さんが事故った日のシンママさんを見ちゃったんだけどさぁ、アレはねぇ…」
『？　どういうことですか』

「会社を閉めようとしたら慌てて会社に来てね、しばらく会社を休むかもって言ってたんだ」
『必死だったんですね』

「でもさぁ、ナシだよ」
『ナシ？』

「だってさぁ！
　スッピンだったんだよ～！！！！」

・・・・は？

新社長はｳﾍｳﾍと笑う。
一体どこが面白ポイントなのか分からない。

彼女は大切な息子を思う、立派な母じゃないか。
それでも誠意を持ってしっかりと会社に顔を出したんじゃないか。
化粧なんて二の次だろ？

「家に一旦帰れるんだから、普通は家に帰って化粧してから来るじゃんｗｗ　女性なのにスッピンとかあり得ないよ！」

本来の彼女はとても美意識が高い。

いつも萌え袖から可愛いネイルが覗いてて、上品な色の髪の毛をクルクル巻いて、綺麗なバレッタでふんわり仕上げてる綺麗な人なのだ！

そんな彼女が息子の為になりふり構わず戦って、化粧もせずに会社に来て、誠意を持って説明したというのに…　どこが笑うポイントなんだ？？？？

全くの未知の価値観過ぎて理解できない。

誰か、この人が何を言いたいのか分かる人は解説してほしい。

私はただ大切な物のために必死に戦う女性のどこが「ダメ」なのか…
職場に帰って早々、社長に中指を立てたいのであった。