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ととと

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いつだったか、小学校の頃の担任の先生が好きだと言っていたことを思い出して今更ながらに観てみました。
「思ってるだけじゃ伝わらない」
これは古くから色々な作品で取り扱われてきたテーマでしたが、1番深く、より端的にそれを表現したのがこの映画なのではないでしょうか。
言葉が人を傷つけるから固い殻に閉じ込めて言いたいことも言わないでおけば、誰かを傷つけることはなくなる。
過去の失敗から学ぶことができることが人間が人間たる所以ではありますが、その学習も、方法を間違えてしまえば全く見当違いな結果を生み出すことになります。

ほんの少し、ネタバレをさせてもらいます。
最後のミュージカルのシーン。成瀬が遅れてやってきて、本来とは違った形で幕を下ろす。
これ見てる途中、もっと具体的にいえば成瀬がいなくなってミュージカルがどんどんと進んでいくシーンで、『なんでこんな展開にしたんだろう』ってずっと思ってたんですよ。
自分は創作物は元々そういう世界観でやってきた作品以外はもれなく全てハッピーエンドで終えてほしい派なので、ミュージカルが大成功→お母さんと成瀬が仲直り→坂上くんに告白して終わり
みたいな結末になるんだろうなって思ってんですけど
見終わってこうやって感想を書いてて、あのシーンはああじゃないと意味がなかったかもしれないなって思ったんです。
というのも、あそこで成瀬が演じたのって「少女の心の声」なわけですよ。
ずっとずっと心に硬い殻を作って、思ってること、言いたいことに蓋をして隠し続けた少女が自分を元にして作った物語で、最後のクライマックスのシーン。
今までの全てをぶちまけるように心の奥底からの叫びを誰かに届けようとする。そういうシーンなわけですよ。
つまりは成瀬が初めて本当の意味で心の声を口に出すんですよね。言葉で説明するのは難しいんですけど、成瀬が心の声を演じることで、ようやく成瀬が心のままに言葉を言えるようになったことを表現してるじゃないかなと、そう思うわけです。
そうして考えてみると、やっぱりタイトルの秀逸さに驚かされますよね。
『心が叫びたがってるんだ』こんなタイトル自分の一生を使っても考えつくことができない気がします。
どこか他人事というか、まるで心が自分の制御下にないみたいな、自分の一部じゃないみたいな。それほどまでに心が独立して先行して、この溢れ出る気持ちをどうにかして君に伝えようとしてる。すばらしいですね。
結局、成瀬を迎えに来たのは思い描いた王子様ではなく玉子だったわけなんですけれどもね。
あとこれは完全に個人的な好みですけど、やっぱり『今、話したい誰かがいる』がとてもよかったです。結局それを聞きたいがためにこの映画見たまであります。けど映画もめちゃめちゃ面白かったです。
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