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わたし👸

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川端康成「雪国」で好きな一節
心からの愛をこめてした行いや努力は、たとえすぐには報われなくても、いつかどこかで、誰かの心を動かすものなのかもしれない😊

—雪の底で手仕事に概をつめた織子達の暮しは、その製作品の縮のように爽かで明るいものではなかった。そう思われるに十分な古町の印象だった。縮のことを書いた昔の本にも唐の秦玉の詩などが引かれているが、機織女を抱えてまで織らせる家がなかったのは、一反の縮を織るのにずいぶん手間がかかって、銭勘定では合わないからだという。そんな辛苦をした無名の工人はとつくに死んで、その美しい縮だけが残っている。夏に爽涼な触りで島村らの贅沢な着物となっている。そう不思議でもないことが島村はふと不思議であった。
一心こめた愛の所行はいつかどこかで人を打つものだろう。
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