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よる

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大学に入ってから思っていたこと
"環境が恵まれているのかについて"


幼稚園のとき、勉強が出来なかったりなにか間違えたりすると"出てけ"と言われ、泣いていたら"なら私が出てく"と母はいつも出ていった。

小中学生のとき、勉強が出来なかったりなにか間違えたりすると叩かれた。叩かれない日はなかった。牛乳とか味噌汁とか紅茶をかけられたり、置き時計とかコップとか投げつけられたり、椅子ごと蹴り倒されたりもよくあった。
出来ないと教科書を破られたり、好きだった工作は目の前で全ての道具を捨てられた。

小学校高学年のときは、"私が食べさせるから/髪乾かすから/歯を磨くから全ての時間を勉強に充てろ"と、自分でご飯を食べることすらも許されず自ら動く自由はなかった。

100点じゃなければ夕ご飯がなくなった。

高2になってようやく与えられたスマホはほとんどの機能が使えず、履歴も位置情報も全て親が監視できるようになっていた。
ずっと勉強しろと言われ続けて、放課後に友達と遊んだことすらなかった。

保育園なかったらあんた死んでたね、と言われた。
イヤイヤ期も反抗期もなくて楽だった、あったら無理だったと言われた。
子供は嫌いだけど体裁が悪いから産んだと言われた。
なにか出来なかったとき、育て方を間違えたと言われた。

叩かれたくなくて、必死に勉強した。
勉強が出来ないといけなかった。
見捨てられるのが怖くて勉強した。
そうやってずっとずっと勉強し続けて、難関と言われる国立大学に入った。

そしたら人は、
"あなたは環境が恵まれていたのであり、全て自身の努力によるものではないと自覚しなさい。" "環境に感謝しなさい"という。

有名だよね、上野千鶴子さんの祝辞とか。

正直ふざけるなよと思う。
貧困かつ親の虐待とか、自分よりずっと大変な人がいるくらい百も承知してる。
でも何も背景を知らない人が、大学名だけを見て恵まれてるなんてよく言えたもんだなと。


金銭的には恵まれてると思う。
小中高全て私立だし、塾もずっと行ってたし
バレエとかバイオリンとかお金かかる習い事もずっとやっていた。

はたから見れば子供にしっかりお金をかける良い親。だからこそ余計に理解されない。

世間的に金銭的に恵まれているから、誰も助けようとしてくれる人はいない。


"あなたは恵まれてる"と言われるたびに、私が受けた暴力もネグレクトも過干渉も
全て"贅沢なわがまま"かのように片付けられていると感じる。


目に見えるような物理的な豊かさは社会で考慮される。色々な制度とか累進課税とか。
でも精神的な部分で恵まれていたのかは、社会ではあまり考慮されない。
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コメント

Mr.ウラミジール

Mr.ウラミジール

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自分は早めに発達障害気づきたかったなぁ…高校以外環境が合わなかった。

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よる
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早く気付けていれば…と思うことはありますね。 私の場合は愛着障害由来ですが、それを自覚していれば中高時代の人付き合いの仕方変えていたな、と考えたりします
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