と云いながら、一枚の紙切れを渡わたしました。ジョバンニはその人の卓子の足もとから一つの小さな平たい函はこをとりだして向うの電燈のたくさんついた、たてかけてある壁かべの隅の所へしゃがみ込こむと小さなピンセットでまるで粟粒あわつぶぐらいの活字を次から次と拾いはじめました。
感情論者が感情論の正当性を説く時毎回必ず決まって言うのが「人は正論じゃ救えない」なんだよ感情論が正当性を発揮するのは極めて稀なんだよだからそんな限定的な話題で全てを掌握したかのようにイキがってるのは良くない感情論は危険です