自分がなりたい理想のイメージは?橋本かんな｜まいの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

今シーズン　4度目の釣行
僕は今年　まだ　魚を触っていない
今日も朝イチから　すでに3時間がたつが　
いまだ　なんの反応もない

そこにきて　風が強く吹き始めた

風は　カヤックの天敵だ　どんどん流されていく

たまらず　風の当たらない　ワンドへ逃げ込む

薄暗いワンドを　なんとなく奥へ奥へ進んでいく

気がつくと　底が見えるほどの浅瀬の場所まで来ていた
水深30センチほどだろうか
魚の姿は　もちろん見えはしない
こんな所に居るはずもないだろう　
上から丸見えなのだから

ふと見た先に　沈んだボートが見える
その奥へ　ルアーを投げる

こんな時には　キャストがバッチリ決まる
でも　どうせ釣れない

かなり長めにポーズさせ　波紋が消えるのを待つ
水面が静まったのち
スイッシャーのプロペラが　かすかに回るくらいの速度で　ゆっくり　スローに巻いてくる

この時の緊張感がたまらない

ルアーが　沈んだボートの横にさしかかった時
下から黒い影が飛び出して来た

それと同時に　大きな水飛沫が上がり　
ルアーが水の中に引き摺り込まれた

魚だ！　大きい！　　コイか？？

きつく閉めたはずのドラグが役に立たず　
ラインがどんどん出て行く

慌てて親指で抑え　ラインを止めた瞬間　
魚が大きくジャンプした！！

バスだ！！　　デカい！！
落ち着け　慌てるな　
フックがしっかり掛かっているのは確認した

相手も必死に抵抗する
なんとか　針を外そうと　またもやジャンプした

今度も　なんとかこらえたが　次はヤバイかも
自分の鼓動が　高まるのが分かった

少しづつ　カヤックの側まで寄せて来たとき　
もう一度ジャンプ！！
危なかった　

なんとかすぐ横まで寄せて来た

僕は左手に取ったネットで　魚をすくおうとした

まずい　大きすぎて　入らない

2度、3度試したが　やはりネットに収まらない
ビックサイズのバスだ！

僕は慌てて　水面にネットを放り投げ　
竿を持ち替え
水の中のバスの口に　右手の親指を思いっきり突っ込み　
一気に持ち上げた！！

ヨシ！！　仕留めた！！

ふっー！と　大きく息を吐き出した後
僕はそっと竿を置き　左手で小さくガッツポーズを作り　勝利の瞬間を噛み締めた・・・
最高の時間だ

何度　釣れない日が続いても
この瞬間があるからこそ　
トップウォーターの釣りはやめられない

そして　釣行の前夜からワクワクし
ルアーを選びながら　ドキドキし
竿を振ってる時は　少年に戻してくれる

そんな　釣りという最高の娯楽を　
僕はいまだにやめられないでいる
少年の様な初老なのだ
そしてそれは　この人生が終わるまで
続いて行く事だろう

ご精読　感謝です
#初老のつぶやき #音楽をソッと置いておく人

わーいわーい🙌　今日は　2匹も釣れたぁー
わーーいわーい＼(^^)／🎣