君は、君が優しくあり続けるために殺した無数の「あなた」の中に潜んでいた幸せごと指で押し潰していまったようで、そんなふうにしなくても笑っていいんだよって、幸せになる資格などないといいつつ幸せに期待する愚かさを、本当は分かっている君になんと声をかけたら良かったか、今も分からずにいる。