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エブリン・ワン

エブリン・ワン

吉田美奈子の「頬に夜の灯」の世界から現在を経て椎名林檎の「青春の瞬き」にタイムスリップする夜の散歩道。

今聞き返すシティポップには、その世界の幸せな住人になりたいと思いながらも、どうやっても辿り着けそうもない「80年代に様々な好条件が重なり一時的に存在した幻の街とその生活」に対する一度も手にしていないのに何故か湧き上がる喪失感が呼び起こされます。

歌詞も分からない海外の若者にもセンチメンタリズムを引き起こす煌びやかなシティポップは、80sの洋楽をバックグラウンドに持つこと以上に、私たちの大半が上昇し続ける未来を生きていないと実感しているからこそ魅力を増しているように思います。

1982年から2011年。最高地点のまだ先へ登る人々の「時がこのまま止まれば最高」と言うメッセージと翳りを隠し続け見て見ぬふりをしてきた私たちの「時を止めてここからどうか落ちないでほしい」という切実な願いの対比。

日本のあらゆるセクションにいるおじいちゃんお友達グループがまだしがみつく徹底的な思考停止現状維持方針。
その出鱈目っぷりが堰を切って明るみに出た始めた後進国日本にいるとますますシティポップの輝きが悲しみと共に増すように思えます。

#椎名林檎 #吉田美奈子 #シティポップ
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頬に夜の灯

Minako Yoshida

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