駄菓子屋という懐かしの店｜GRAVITY(グラビティ) SNS

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かなめん

2023/04/30

【思い出探検隊４０・駄菓子屋】

俺の小学時代の話だ。

小学校の前には、駄菓子屋があった。
「駄菓子屋」と書いたのだが、駄菓子だけを売っているだけなく、本当は「文房具店」であり、学校指定用品店でもあった。(教科書買えた！)

店先には大きな四角いボール紙に、スーパーボールがパッケージングされたものとかが、吊下げられていたり、十円玉２枚を入れて景品を取り出す、ガチャガチャ（ガチャポン）があった。

店には小窓があり、タバコ屋にも見えた。実際、小窓の下のショウウィンドにはタバコが売っていた。だから、タバコ屋とも呼ばれていた。

そうそう、大人になってから、良くここでタバコを買った。ここで、「しんせい」というタバコを買うのが密かな夢だった、アハハハ。

駄菓子屋には独特な匂いがあった。体育倉庫と醤油の匂いを、足して２で割った匂いがした。

思えば、この店でよく買い物をしたものだ。子供同士の社交場となっていたから、しょっちゅう、友達が来てないかとのぞきにも来ていた。また、待ち合わせにもよく使った。

よっちゃんイカ、冷凍すもも、景品の当たるあんこ玉などなど……十円や百円を握り締め買ったものだ。

銀玉鉄砲、紙火薬をはさんで鳴らす、通称「バクダン」なんてのもあったっけ。（正式には、ジャンプ弾といったかな）買い物をすると店のオバチャンが必ず。

「はい、おつり二十万円！」

なんて、言ってたものだ。

夏の日、いきなりのにわか雨に、あまやどりに店に入ると、大好きなあの娘もいてドキドキしたのを覚えている。

雨あがりに、大きな虹もみたっけなあ。

この他、３丁目に行くと、ちゃんとした？駄菓子屋もあった。こっちは、今川焼きも売っていた。あっ、となりは確か、貸し本屋だったなあ。

さてさて、小学時代に良く行った駄菓子屋だか、今ではなくなっていて、ビルが建っているのだった。