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かなめん
4歳になってからだから、3歳児の2月か3月の風の強い時期の事だと思う。
当時、俺と親父は婆ちゃんちの近くのマンションに住んでいた。
その日は、本当に風が強かった。親父と婆ちゃんと3人でどこかへ出かける日だった。
マンションは3階に住んでて、タクシーを下に待たせていて、そこに婆ちゃんがいた。
玄関ドアを開け外に出た所で、親父が俺に言った。
「カナメン!ちょっと待ってろ」
と、親父は俺に言うと、階段を降りて行った。
そうそう、今では玄関ドアの上には、ドアがゆっくりと閉まるようにする、ドアクローザーがついているが、当時のマンションには、それがついて無かった。
その時だった。
バンッ!
ドアが閉まった。
運悪く俺は、左手の薬指を挟んだ。
俺は痛い事よりも、音にビックリして大泣きした!すると、親父が走ってやって来た。すぐにドアが開けられ、親父が俺の手を見た。
すると、親父はポケットからハンカチを出し、俺の左手の薬指を、ちぎれた指とともにギュッと握った。
それから親父に抱き抱えられ、下に降りると婆ちゃんが。
「どうしたんだい!?」
と、驚いていた。
「カナメンがドアに指をはさんだ!」
「えっ?大丈夫かい!?」
「中指が切断してる!!」
俺はそのまま、タクシーに親父と乗った。そして病院へ向かった。
病院へ向かうタクシーの中、握られたハンカチに血がにじむのが見えた。それはドンドンにじんでいて、今まで出した事のない量の血が流れてるのが分かった。
病院に着き、すぐに縫う事になった。薬指に麻酔の注射がされた。チクッと痛かったが、すぐに痛みが無くなった。
お医者さんが、釣り針みたいに曲がった針で、切断された指を俺の薬指に縫いつけていて、なんだか自分がヌイグルミのようだと思った。
その夜、寝る頃には麻酔が切れてるので、薬指がジンジンと痛くて、なかなか寝られなかったのを覚えている。
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でるた@

けんと

ランプ

える🐤
早くぶいろぐを見てください

えり

一鷹
そいともフツーにうつの症状なだけ?
ってか1日3回の痛み止めもろて飲んでるけど4時間とたたず痛みがやってくるんやが〜なんなら効いてない時ある

かわご

窓口

🤯ぽん

山吹 あ
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トミーWest
大変でしたねぇ?? 私の場合 工場の跡地で、弟、友達と遊んでいて (プレス機の端?) ガチャッと、閉めたら 弟が、ワンワン泣き始めたんですよ 指を挟まれていました!小指がめくれあがり!白いものが見えていた!のを思い出します。 母の元に慌てて連れていき、病院へ連れていって貰いました、、、 帰ってくるのを待っ間、 とにかく、治ってくれ!! それだけをかんがえていたか? と、ハッキリしない記憶です、、、
じるる
痛かったね😭
ami ☽⋰
まじ.... 今は指なんともないの😭?
あらふぃふAta🍄
なんてこと…
黒胡椒(クロ)
処置よくてよかった イダダダ