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かなめん
俺が保育園に入った1歳半の以前に、父母は離婚し、俺は父方に引き取られ、親父と2人でマンションに暮らしていた。
でもまあ、生活のほとんどが、婆ちゃんちだった。
俺には母親と暮らした、ハッキリとした記憶はなく、俺の家族は、親父と爺ちゃん、婆ちゃんだった。
でも保育園での、お迎えの時に違和感を感じた。
みんな、『お母さん』って呼ばれる人がお迎えに来るのだ。
俺には、まったく来ないので不思議だった。
でも、ある日。
「カナメン君、お母さんがお迎えよ」
と、先生に言われた。
ビックリした!
俺にも、『お母さん』っていうのがいたのかー!と驚いた。
そのあと、その『お母さん』と一緒に
手をつないで歩いて公園に行った。
公園のベンチに座り、『お母さん』は俺に言った。
「私がお母さんよ」
それから、婆ちゃんちに行った。『お母さん』が玄関のドアを開ける。
「ただいまー!」
と、俺が言うと、婆ちゃんが鬼みたいな顔をして飛び出して来た。
「カナメンは家の中に入っておいで!!」
と、言われ家の中に入った。
でも、ドアが少し開いてたから、外が見えた。
『お母さん』が婆ちゃんに、凄く怒られていた。
この話は俺が大人になり、爺ちゃんが亡くなり実家に帰った時に、婆ちゃんや叔母にした。
「「えっ?誰に聞いたの!?」」
と、2人して驚いていた。
なので、改めて俺の本当の記憶なのだと確信した。
そうそう思い出したが、知らない爺ちゃんに写真を撮られた記憶がある。
その側には知らない女の人が笑っていて、たぶん1歳半以前の記憶なので、『お母さん』と、向こうのお爺ちゃんかな?と定かでないが、そう思っている。
あと補足だが、叔母とは親父の妹で、俺が保育園に入る前に結婚して婆ちゃんちを出た。
俺が赤ちゃんの時は、午前2時になると泣き出したそうで、夜な夜な叔母に抱っこされたそうだ。
「みんなから、午前2時の男って呼ばれてたよ!」
と、赤ちゃん時代の話になると、叔母に良く言われる。
そうそう!叔母の事は「ねーちゃん」と呼んでいた。
そして、いまだにそう呼んでいる。
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こんなに詳細な記憶が残っているなんてすごいです
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かなめん 投稿楽しみにしてみてるよ⭐✨ 遅くなってごめん🙏またあとで感想コメントするね[笑う]
ami ☽⋰
1歳半の記憶があるとかすごい...