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紫苑/しおん🐈⬛
先週はトイレが詰まり、週末の午後にカフェで飲み物を倒され、帰りは車に煽られ追跡され、そして今日はお湯が出ない。身だしなみも整えられないまま出勤し、そのまま歯医者にも行かなきゃいけない。
不運すぎる、と。
では、
この状況を心理学的に俯瞰してみましょう。
まず押さえたいのは、
⇒これらの出来事は
現実には因果関係がない
という点です。
トイレ、カフェ、交通、給湯器、歯医者。
どれも別々の問題です。
それでも人は、
・不運が続いている
・今日は呪われている
と感じます。
なぜでしょうか。
ここで重要なのが、
⇒無関係なストレッサーの束ね上げ
という考え方です。
ストレス研究を始めたハンス・セリエは、
ストレス反応は原因ごとに分けて処理されず、
⇒心と身体には「まとめて負荷」として入る
と考えました。
さらに心理学者リチャード・ラザルスは、
人を苦しめるのは出来事そのものではなく、
⇒それをどう評価し、意味づけるか
だと説明しました。
人の脳は、
・予想外だった
・自分の責任ではない
・生活の流れを乱された
という共通点を見つけると、
⇒別々の出来事を一つの物語に統合
してしまいます。
記憶研究でも、
人は出来事を日付順ではなく、
⇒感情や体感の似たグループ
で思い出すことが分かっています。
だから先週の出来事が、
今日のトラブルと結びつくのです。
もう一つ大事なのが、
⇒自己調整ルーティン
です。
朝に身だしなみを整える行為は、
・気分を落ち着かせる
・コントロールできている感覚を取り戻す
という役割を持っています。
それが壊れると、
⇒ 整えられないまま社会に出る予感
が強いストレスになります。
さらに歯医者という予定が、
⇒ 未来への不安
を今に引き寄せます。
心理学的に見ると、
これは不運の連鎖ではありません。
⇒ 過去の記憶+現在の出来事+未来の予測
が一度に重なった状態です。
だから結論はこうです。
負けているのではない。崩れてもいない。
脳が必死に意味をまとめようとしているだけ。

交響曲第5番「運命」 - 第1楽章
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