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臼井優
多様性が叫ばれる現代、教育にもたくさんの選択肢が増えました。親が子どもに与えてあげられる学歴も、現代は選択肢が沢山あって、多くの家庭が悩んでいます。
「僕の個人的な想いとしては、子どもの学歴について親が責任を取るという考え方は少し違うと思います。もちろん親の教育は重要ですが、子どもはひとりの個人として生きていますから。遺伝や家庭環境だけでなく、学校や習い事の環境、SNSなどから影響を受けていますよね」
親ガチャという言葉が流行したことで、親の学歴や収入が子どもの学歴に影響を与えると言われています。
「極端に親の理解がない場合は除いて、学歴は親ガチャというのは言い訳だと思います。これだけの情報化社会において、受験はどう考えても本人の努力ゲーですから。お金をかけなくても学校には通えるし、同世代と同じ条件のもと勝負できる、人生最後の機会が受験。親や才能を言い訳にしているあいだに、やれることをやってほしいです」
塾に通ったり家庭教師はつけられなくても、YouTubeの解説動画などで苦手分野の勉強が自宅にいながらできる時代ですね。
「だから親御さんは、子どもに最高の学歴を与えてあげようとするよりも、その子の個性を見てあげて欲しい。子どもが好きなことを見つけて、伸ばしてあげられるような教育こそ親御さんにしかできないことじゃないでしょうか」
家庭では好奇心の芽を育てることができる
好奇心を伸ばす教育が賢い子を育てる、とは幼児教育の世界でもよく言われています。びーやまさんはなぜ、好きなことを見つけて伸ばすことが子どもの成長に良いと考えるのでしょうか。
「実際、トップレベルの中高一貫校に通っている子は、何かの“マニア”であることが多いんですよね。たとえば、電車が好き、ポケモンが好き、虫が好き、などです。ひとつのことに好奇心を持ち、それをとことん極めた経験があると、その後の発達にも良い影響があるのではないかと感じています」
YouTubeをはじめてから7年間で7000人近くの学生やその保護者を取材してきたという、びーやまさん。特に高学歴の学生が共通して持っていると感じたものが、好奇心だったそう。
「家庭では、好奇心について、生まれるきっかけを整えてあげたり、伸ばす環境を作ってあげることができます。お子さんの興味関心や、そのタイミングは親御さんがいちばんに気がついてあげられますよね」
それは例えば、0歳児の頃から教材を見せたり聞かせたりする早期教育のようなものでも良いのでしょうか。
「僕は純粋に、とても良いと思います。ただし、強制的に“やらせる”のは良くないんですよね。一番大事なのは、本人がそれに興味を持つような形にしてあげること。たとえば、教材を部屋のなかで子どもの目がいきやすい場所に置いておくとか、お母さんが楽しそうに取り組んでいる姿を見せるとか。親御さんが楽しそうに取り組んでいることに子どもが「なんか楽しそう」「それ面白そう」と興味を持つ、という流れが理想的ですね」
最近は、幼いうちから英語に触れさせる家庭も多いです。
「いいですね! 今の大学受験では、英語ができることが何よりのアドバンテージになりますから。英語ができれば、MARCH以上の大学にはほぼ確定で行けますし、早慶や上智も余裕で入れます。ただ、日本で生活していく可能性があるなら、日本語の教育も必要だと思います。
街頭インタビューをしていると、日英どちらの教育もしている家庭が多い印象がありますね。英語については、受験が終わったあとも少しでも勉強を続けたほうがよいと学生にアドバイスしています。大人になると英語ができる人は、それだけでチャンスが増えますから」
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