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口座爆発
ラーメン二郎を食べたくなる。依存性が高い食べ物だ。私が初めてラーメン二郎を食べたのは、高校3年生の時に模試を受けた帰り道だった。もう19年も前のことだ。今はもう閉店してしまった高田馬場の二郎である。試験に疲れ、ラーメンが食いたいと思って街を彷徨っていた時だ。ラーメン二郎の行列が気になって仕方なかった。名前は聞いたことあるが、人をそんなに並ばせる店には何か魅力があるのだろうと、訳もわからずに列に並んでみた。当時は今ほどネットも発展しておらず、携帯電話もガラケーでリサーチ力もなかったので、直感で入る店を選ぶしかなかった時代だ。なんとなく並んでみた。外の行列も並び終わり、店内に入ると未だ列があった。当時の高田馬場店は店内に地下へ続く階段があって、さらにそこで自分の番が来るのを待つスタイルだった。わけもわからず階段で待ち、自分の番を待っていた。こんなに並ぶなら入らなきゃ良かったとか思いながら、じっと我慢した。
まず驚いたことにラーメン二郎には味の選択肢がなかった。小ラーメンか大ラーメンしかない。
そして食券もプラスチックの板。え、これなに?という感覚だった。値段は500円。馬鹿安い。それだけは覚えている。
そして着席し、ラーメンが出来上がると「にんにく入れますか?」と聞かれたので「はい」とだけ答えた。馬鹿盛りのもやしと、クソ汚く刻まれたニンニクが溢れんばかりに振り掛けられていた。肉もシーチキンみたいなグチャグチャな状態のものがぶちまけられ、とにかく見た目が汚い。
これどうやって食うの。という恐ろしさ。とりあえず食べてみたものの、はっきり言って自分が18年間生きていた中で食べたことのない味で、混乱した。醤油ラーメンでも豚骨ラーメンでもない、麺はなんかうどんみたいで、こんなものラーメンじゃねえ、と思った。ラーメン二郎の味を形容する言葉が見つからない。はっきり言っておいしくない。なんでこんな店にみんな並んでいたのか謎すぎたのだ。
気合いでなんとか全て食べ切って店を出たあと、一生行くことはないなと思った。
しかしその後から脳がおかしなことになった。あんなにおいしくないと思った二郎だったのに、翌日ふとした時に二郎のことを思い出してしまうのだ。これはもうおしまいである。二郎のことを思い出すのに、味を思い出せないのである。
なぜ思い出せないのかと言うと、味を形容する言葉がないからなのだ。言葉に残すということが、記憶にどれほど重要な要素であるか実感した。体験だけ身体に残っていて、味が思い出せない。狂いそうだった。
ならばどうするか。もう一度食べてみればいいと思った。二郎を食べに行く理由は味を確認するためなのだ。
再び高田馬場のラーメン二郎へ行った。例の如く地下に続く階段の行列を経由して、再び同じ物を食った。
食った瞬間、驚いた!!!あーそうだこんな味だった!!と思い出したことに感動。脳汁噴出。
というか、これめっちゃうまいな。500円でこんな腹一杯になるし、すごい食い物だ。と、もうはっきり言って依存症患者になっていた。
それからというもの、当時のインターネットでの情報源は2ちゃんねるが主流だったので、2ちゃんねるで様々な店の情報を手に入れて、食べ歩きまくった。受験が終わり、大学生になってからは全国食べ歩いた。
ラーメン二郎は本当にクソまずいのに、なんであんな人を惹きつけるのか。それは味を形容する言葉が見つからないから、みんな躍起になるのだと思う。
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