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『もののあはれ』

本線を外れた線路は、最初の行き止まり、拝島にぶつかると最後の足掻きを見せ二手に分かれ、青梅、五日市で息を引き取る。特に五日市にひたすら西を目指した線路が、大きく北に逸れた後、弓を引く様に又頭を振り南を目指そうかと云う勢いで途絶える様は、高台の山肌を舐める形で全容が車内から見えるので、その寂しさと言ったらない。僕は、それを初めて見た時、美しいと思った。全ての物音より電車の連結が軋む音の方が勝り、そのまま山に跳ね返され平らに広がる武蔵野へ帰ろうとする。僕が生涯愛する事になる、女の子二人が住むには、充分過ぎるほど絶世の地だった。蛍、野良猫だとずっと思っていた狸、鶯の目覚めと、ヒグラシの夕陽。川を渡ると、あの子達が住んでいて、幼い娘の僕を呼ぶ声は、橋の此方まで響いた。時間という概念は、人間が認識の為に作った尺度に過ぎないのなら、何故非可逆なのだろう。全てが始めから存在していたのなら、どうして歓びを先に見せるのだろう。僕らの誤ちの真相は、当事者の僕らでも分からないし、誰も教えてはくれない。苦しみや涙が過失の結果だと云う確証もない。此処に書けぬ事も、二、三ある。

ステージ4から5年生存したあの人が、再び癌が発覚したという。なんだか遠くの出来事のようだ。アメリアを赦すならC国も動いてなんら不思議はない。僕は戦争に行く。何も恐くない。
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痛恨の誤字。アメリカね

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