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さ丸
——なぜ、人は“誰か”を好きになるのか
恋愛とは、感情の暴走でも、生存戦略でもない。
それはもっと静かで、もっと根源的な現象だ。
恋とは、「ゼロ」に触れた瞬間に起きる。
⸻
1|恋は“欠乏”から始まるのではない
よく言われる。
「人は欠けた部分を埋めるために恋をする」と。
けれど、それは半分しか合っていない。
本当は逆だ。
人は、一瞬だけ自分が“満ちてしまった”ときに恋をする。
誰かと話しているとき、
なぜか説明できない安心が生まれ、
自分が自分であることを忘れる。
それは「足りないから欲しい」のではなく、
「すでに満ちてしまったから手放したくない」感覚。
このとき、
人は“ゼロ”に触れている。
⸻
2|恋とは「自己が消える」体験である
恋の初期に起きるのは、
自己肯定でも依存でもない。
それは一時的な自己消失だ。
・時間を忘れる
・思考が止まる
・理由がわからないのに惹かれる
これらはすべて、
「自分」という輪郭が薄くなっている状態。
恐ろしくもあり、心地よくもある。
このとき、人は自由になる。
役割でも評価でもなく、
ただ「在る」存在になる。
ゼロに近づく瞬間だ。
⸻
3|恋が壊れる理由
恋が壊れるのは、
愛がなくなったからではない。
多くの場合、
ゼロを所有しようとする瞬間に壊れる。
・この関係を定義したい
・安心を保証してほしい
・失いたくないから縛りたい
そうやって、
本来“無”だった場所に
意味や役割を置き始めた瞬間、
恋は重さを持つ。
ゼロは、掴もうとした瞬間に消える。
⸻
4|恋愛と孤独のあいだ
恋は孤独の否定ではない。
むしろ、孤独を抱えたまま他者に触れることだ。
完全に理解されることはない。
それでも、そばにいることを選ぶ。
この矛盾を引き受けられたとき、
恋は支配でも依存でもなくなる。
ゼロを共有する、という関係になる。
⸻
5|ゼロの恋は、終わらない
多くの恋は終わる。
でも、ゼロに触れた経験は残る。
相手が去っても、
「自分が自分でいられた瞬間」は消えない。
それは記憶ではなく、
身体の奥に残る“知ってしまった感覚”。
だから次に誰かと出会ったとき、
人は同じ場所を探してしまう。
それは執着ではない。
真実を一度知ってしまったということだ。
⸻
結びに
恋は、相手を得ることじゃない。
世界との距離が一瞬ゼロになる体験だ。
それは永遠ではない。
だが確かに、存在する。
そしてその感覚を一度でも知った人は、
もう以前と同じ世界には戻れない。
それが、
ゼロ理論における「恋」だ。
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