ぶっちゃけ、最初の痣発現者として長く痣を使ってきた炭治郎が一番短命な気がしてる。

共感で繋がるSNS

投稿

maru

2025/12/02

ぶっちゃけ、最初の痣発現者として長く痣を使ってきた炭治郎が一番短命な気がしてる。

体温や身体が誰よりも早く、日々老衰していくのを本人が一番感じてるんだ。
そして二番目に気づくのが親友の善逸。
耳が良過ぎて、あの優しい音がどんどん小さくなっているのを感じて息が詰まるんだ。

寿命も含め、これで良かったんだと受け入れてる本人に変わって、みんなとの別れに生じる寂しさを感じ取って、代わりに泣いてくれる善逸。
相変わらず優しいな、善逸は。ありがとう。だけ告げるんだ。
他は何も言わずに。

禰豆子や伊之助にもちゃんと話して、二人の気持ちがある程度落ち着いてから蝶屋敷や元柱達、鱗滝さん、御館様等の面々にも報告。

ここで初めてカナヲからプロポーズされる。
散々泣いて、重荷になるんじゃないかって沢山悩んだ末、傍に居させて欲しいって人生初めての我儘を口にする。
問答はあったものの了承どころか、逆に炭治郎から改めて求婚されて目出度く結婚。
残り少ない時間を奪う自分勝手を禰豆子達に心中詫びながら、それでも確かに幸せな日々を過ごす。
禰豆子と善逸の、伊之助とアオイの結婚も見届けて、カナヲも懐妊。
嬉しいなぁと幸せだなぁと日々を噛み締める。

その内、元柱二人それぞれに縁談が持ち上がって、でもその祝言を見る前に寝たきりになる。

その内、禰豆子と元音柱の嫁も妊娠。
産まれてくる子供の顔が見たいなぁ、と思いながらも、まだ生きていたいとかの未練はなさそう。

もう充分幸せだから、これ以上は神様に怒られてしまう。

そんなことを言うものだから、伊之助に頭突きされるし、それを止めつつツッコミする善逸とギャーギャー騒いでカナヲに怒られる。
二人とも仕方ないなぁと苦笑しながら、抱っこをせがむ子供を抱き上げて頬を寄せる。
嬉しいと幸せの匂いが一杯な素直な子供に、自然と笑顔が溢れる。
皆が影で泣いてるのを匂いで感じ取ってるので、毎日心中ではごめんなを、言葉ではありがとうを沢山伝えるようになる炭治郎。

そうして遂に最期の時、愛してると、俺は幸せ者だ、を伝えて旅立つんだ。
その後残された人達は、大切な人としてずっと忘れずに精一杯生きていく。

程なくして元柱の二人が痣の寿命で旅立ち。
新たな命や別れを繰り返して、与えられた愛を、想いを繋いでいくんだ。

静かに横たわる愛情。

この表現が相応しい空気を感じるので、余生大好き。
穏やかで暖かくて、それでも何処か物悲しさを孕んだ空気感がある。

関連する投稿をみつける