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さ丸
戦後の日本は焼け跡から立ち上がったと言われる
けれどその裏にはほとんど語られない層がある
国の労働も
物資も
土地も
建物も
暮らしの温度までもが
占領軍の都合で組み替えられていった時間
それは敗戦の混乱ではなく
国そのものが作り直される過程だった
国が占領軍のために働かされるという構造
終戦の直後
日本政府は占領軍が求めるすべてを提供するよう命じられた
物資
技能を持つ労働者
必要とされる建物
それらを求められたときに差し出すことが国の義務になった
占領軍の暮らしは日本の税金で支えられ
その支出は国家予算の大きな部分を占めた
国民が知ることは許されなかった
街が丸ごと書き換えられた
劇場
工場
飛行場
学校
通信施設
倉庫
民家
娯楽の建物
必要とされれば何でも接収された
家に札を貼られ
その日のうちに住めなくなった家族もいた
兵士が物資を奪い
報じられることのない出来事が街のあちこちで起きた
占領軍は法律の外側にあり
日本側が守られる仕組みはほとんど存在しなかった
求められたのは軍のためだけではなかった
占領軍が生活するための物資や道具
建材
燃料
布
石鹸
家具
氷
事務用品
娯楽や演劇
設備の修繕
洗濯やクリーニング
洋服の仕立てや靴の修理
生活に必要なあらゆるものが日本側から提供された
占領軍は街の中心に住み
日本人はその生活の背景として働き続けた
沈黙させられた領域もあった
敗戦直後
女性を集め
占領軍のための施設を作ることも国の命令に含まれた
花街の多くが接収され
形に残らない影が日本社会に落ちた
この出来事は語られず
記録も断片的にしか残らなかった
この時期がなぜ隠されたままだったのか
情報は検閲のもとに置かれ
語られれば社会が揺らぐと判断された
国の再設計が進む最中で
その背景を国民が知る必要はないとされた
沈黙はそのまま時代を越え
戦後日本の気質や思考の癖にまで沁みこんでいった
主張よりも協調を選び
自分より周囲の顔色を読む文化が育った理由のひとつは
この時期の経験が深層に眠っているからかもしれない
右脳で見ると
これは感情の断絶だった
土地を失い
家を追われ
生活を動かされ
声を上げられないまま沈んでいった感情がある
それは語られないまま流れを止められ
次の世代に渡されなかった
日本がどこか遠慮がちで
自分より空気を優先する空気が生まれたのは
この沈黙と無関係ではない
左脳で見ると
これは国家の再設計だった
土地のしくみ
財政の流れ
税の制度
労働の構造
政治の骨格
メディアの役割
あらゆる仕組みが
占領軍の価値観で組み直された
この時期を知ると
なぜ日本が今の形をしているのか
ゆっくりと理解できる
沈黙を照らすことは
未来の選択肢を取り戻すことになる**
過去を責める必要はない
ただ
知らないままでいると
構造だけが静かに続いてしまう
右脳で感じ
左脳で整理し
もう一度この時代を見つめることで
日本という国がどんなふうに形づくられ
どこへ向かおうとしているのか
はじめて自分のこととして理解できるようになる
#読書 #社会に出る前に勉強すべきこと
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アスラン☆

亡霊

桜
毎日が明確なレールの上を滑るように進むものだと思っていました。
勉強し、仕事をし、ときどき散歩する。
「このまま穏やかに年老いて行くのだろう」——そう平凡な未来を描いていました。
初めて真剣に小説を読み終えたのは、ある関係が突然終わりを告げたときでした。
周りの友達はパン作りや筋トレに夢中になり、新しい気晴らしを探していました。
でも、読書はもっと静かで、私だけの試みのように思えたんです。
だから、街角のいつも見逃されがちな古本屋に足を踏み入れました。
当時は変わらない事務仕事をしていて、毎日たくさんの書類と手順に直面していました。
文学の素養はまったくなく、ちょっと複雑な長文を読むのも大変で、時間を無駄にしているんじゃないかとさえ心配していました。
でも、本屋のガラスドアに貼ってあった「ご自由に閲覧ください、座っても立ち止まっても」という言葉が、なぜかドアを押す勇気をくれたんです。
実際に読んでみると、確かに優しい文章で、「親しみやすい」と言えたけど、
それでも十分に難しく、「なんとなく読み流す」ような初めての経験でした。
店によく来るおばさんは定年後に名作を読み始めたそうですが、すっかり夢中になって、表情も穏やかでした。
私だけが、見慣れない言葉にぼんやりと目をやり、ページの端を折っては伸ばしていました。
少しぼんやりしていたとき、偶然目に入った一節が、
心をそっとたたいて、波紋を広げていった…
遠く山の向こうからのこだまのようでした。
生まれて初めて、静かで集中した読書の中で、思いがけない景色に出会ったんです。
「意味を問わずに読み進めても、こんな世界に入っていけるんだ」
その本は結局あまり深く理解できなかったけれど、閉じるときには不思議な満足感がありました。
でも数日後、本棚に立てかけてあるそれを見て、また自分がばかばかしくなりました——
これが何の収穫だろう?多分一時の気晴らしの証拠に過ぎないだろう。
さらに驚いたことに、その週末また本屋に入っていました。
「読書って、始めることが理解するよりも勇気がいるんだ」——これまでずっと分かっていませんでした。
読み方が遅すぎる、理解が浅すぎると感じながらも、
次の月、私は詩集を一冊借りて帰りました。
悔しいからかもしれないけど、それよりも、静かなページの間に、何か自由を感じたからだと思います。
そうして、私の「人生の航路変更」は静かに始まったんです。
貯金を少しずつ使って小さな本棚を埋めていき、
その後仕事を辞めて本屋の店員になり、
一時の衝動で海外の短期留学に申し込み、
いつの間にかリスボンの旧市街で日向ぼっこをしながらペソアの詩を読んでいました。
あの時の自分に言いたい:
「たった一冊の本を開いただけで、考えもしなかった場所にたどり着けるなんて、誰が信じるだろう。」
このノートでは、軽やかなタッチで、
「ただ好きなことを追いかけて、人生がどう静かに曲がっていくか」を書いてみようと思います。
不器用なこともたくさんあるし、遠回りももっと多いけれど、
もし読んだ人が、だから何か一冊本を開いてみようと思ってくれたら、とても嬉しいです。
そして、だらだらした読書の時間を一緒に過ごせたら、もっと嬉しいな😊

ふーみん

ななし

マシュマロレジェンド
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dangomushi
景色的に、何も変化も有りませんが、心理的負担を少しでも少なくするため。
そして時間を掛けて新たなルートを提案出来たらと思います。
来年は新ルート!(^^)/

カズ
おはようございます

農場長

ぷっさ
#ばけばけ

カズ

伊吹

みろ@フ

アカハ
今日も昼間は暖かくなりそうです。ので今日も平穏無事に過ごせるように程良くボチボチ頑張ります。
いってきまーす♪( ´▽`)

ゴース

パルナ
ヘブン先生が一番好きなものは
もっと他のことですよ。
#ばけばけ
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