待ってミク死んだの初耳なんだけど｜すえらいの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

題名：真理と逆理 ── ヒーローになれなかった僕らへ
1. 【真理】仮面ライダーという「光」
ヒーローとは、**「悲しみをなかったことにしない」**者のことだ。
目の前の絶望を、運命を、
「これは自分の人生だ」と受け入れて、
痛みを感じながらも、それでも一歩前へ進む。
その足跡が、正しく明日へと繋がる「歴史」になる。
自分一人のためではなく、誰かの笑顔のために。
理不尽な力に「仮面」を被せて、自らを律する強さ。
それが、世界が進むべき正しい道──【真理】。
2. 【逆理】アナザーライダーという「影」
一方で、どうしても受け入れられない夜がある。
大切な人が死ぬ運命、自分が壊れる結末。
「こんな歴史、間違っている」と叫ぶ心が、影を呼ぶ。
それは、愛ゆえの暴走であり、自分を守るための悲鳴だ。
誰かを救うために、誰かを傷つける。
幸せを願うほど、世界を歪めていく。
正しさを求めて、正しさから一番遠くへ。
存在してはいけない者が、そこに立っている。
そのどうしようもない矛盾──それが**【逆理】**。
3. 君なら、どちらの手をとるか
アナザーライダーは、ただの「悪役」じゃない。
「もし、僕がヒーローになれる強さを持てなかったら」
という、僕ら自身の心の弱さが生んだ「もう一人の自分」だ。
本物のヒーローは、その影さえも引き受けて、
「お前の痛みは忘れない」と抱きしめて、拳を振るう。
**「真理」**とは、残酷な現実を飲み込んで進む覚悟。
**「逆理」**とは、現実に抗おうとして、自分を失う悲劇。
歴史に刻まれるのは、いつだって光だ。
けれど、その光の影には、
選ばれなかった誰かの「願い」が、醜くも切なく、今も疼いている。
本質的なまとめ
仮面ライダー（真理）：運命を**「引き受ける」**勇気。公共の利益のために自分を律する、正しい歴史の積み重ね。
アナザーライダー（逆理）：運命を**「拒絶する」**エゴ。自分の願いのために世界を歪める、矛盾した存在の叫び。
この二つは、コインの裏表です。誰もがアナザーライダーになり得る弱さを持っていて、だからこそ、それを乗り越えて戦うライダーが「ヒーロー」として輝くのです。