日曜日の表参道とかとうてい人間が歩く場所じゃないわけで、道に迷ったふりして連れとはぐれたふりして久しぶりに図書館に逃げこんだらなんとまあ懐かしい小説がありまして、小関心太の道草根無し草。高校生くらいのときかな、なんとなーく家に帰りたくない日々が続いてた頃、図書館で時間潰すかスタジオでぼーっとするかみいな肥溜めみたいな人生にどんぶらこっこの頃、しょーもなさそうなタイトルの小説ばっかり手にとっては毒吐いて当たり屋みたいに雑食してた頃、救いがないガキにとっても明らかなほど救いがなさすぎたのが道草根無し草。

共感で繋がるSNS

投稿

ｵｯﾁｮｺﾁｮﾘｽ殿

2025/10/27

日曜日の表参道とかとうてい人間が歩く場所じゃないわけで、道に迷ったふりして連れとはぐれたふりして久しぶりに図書館に逃げこんだらなんとまあ懐かしい小説がありまして、小関心太の道草根無し草。高校生くらいのときかな、なんとなーく家に帰りたくない日々が続いてた頃、図書館で時間潰すかスタジオでぼーっとするかみいな肥溜めみたいな人生にどんぶらこっこの頃、しょーもなさそうなタイトルの小説ばっかり手にとっては毒吐いて当たり屋みたいに雑食してた頃、救いがないガキにとっても明らかなほど救いがなさすぎたのが道草根無し草。

何かを投稿すると何かがあったののではないかと怪訝な顔をされそうなので結局何も投稿せずに風化待ち、みたいなね。そーゆーのも悪くないのですが、まあ残念ながら性には合わないので結局こうやって何か投稿してみるか、みたいなところまではいくんですが、これまた結局まあ残念ながら何か書くほどのことでもないし、まーたこいつ拗らせてんなみたいな感じになるのも癪で、いつもどおり奥歯にネギはさまった感じのあれでとどめて、あーこいつまーたあれっぽいあれしてあれな感じになっとるわみたいな感じに思わせて、全体的にあれな感じになってあれ。そう、これがまさにあれ、メンヘラなれの果て。

小関心太は道草根無し草なんて書いてないし、そもそも小関心太なんてどこにもいない。日曜日に図書館に逃げこむ暇なんてないし、表参道は日曜日こそ行くべき場所。真理先生の話ができる知人になんてそうそう出会えるものでもないし、張った虚勢に意味なんてない。あ、虚勢張らなあかんほどのかっこいいシチュエーションに出会うこともなかったか、掬いきれず木阿弥。

優しく添えた右手だか左手だかは所詮小さな、本当に小さなおててでしかなくて、たくさんの大切なはずのものがどんどんこぼれおちるんです、隙間だらけなので、粗いので。ただ、それでもほんのうっすらすくえた小さな小さな水たまりにぽちゃんと小石が落ちればそれなりの波紋はできあがるわけで、それは人並みに波紋なんです、少なくともわしにとっては。それが人生。ここにも人生、そこにも人生、そこかしこに人生。そこらの人生はわしの人生ではないが、少なくとも人生。大切な人生。そう、これがまさにあれ、メンヘラなれの果て。奥歯にはさまったネギはまだ取れないし歯医者は本当に嫌い。