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たくみ

たくみ

イレイナ生誕祭2025
「誕生日を迎える美少女は誰でしょう?」
「そう、私です!」
✨イレイナさん誕生日おめでとうー✨

――――――旅路の頁より――――――

『ニコの冒険譚』は全五巻でございます。
けれども、わたしの物語は、五巻だけで終わらせたくはありませんの。
だって、数えきれないほどの、もう戻ることのできない選択を重ねてきたからこそ、
今のわたしがいるのですから。

ですので、どうか真実を告げるその前に――
わたし自身の旅を、最後まで歩ませてくださいね。

二〇二五年。イレイナとその物語は、今もなお続いております。

さて、わたしのお話をいたしましょう。
わたしは魔女であり、旅人でございます。
旅路は出会いと別れに満ち、そして選択にも満ちています。
見えぬ未来だからこそ、人生の旅は思いがけぬ驚きを与えてくれるものなのです。

数えきれないほどの国々を巡り、喜びであれ悲しみであれ、
わたしはこの足を止めず、ただ静かに歩み続けてまいりました。

これからのわたしも、どうか変わらずに――
ごく普通の灰の魔女であり、ごく普通の旅人であり、そして……
ごく普通のvoyageurでありますように。

その前に。
ええと、パンはどこで買えますの?
いえ、決してお腹が鳴っているわけではありませんよ。
ほんとうです。たぶん。

美味しく食べて、めでたしめでたし。

……ちなみに、この数年のあいだに。
「卑しい血筋ゆえに蔑まれた人」、
「欲望のままに血縁を忘れた人」、
そして「猫が支配する国でわたしを牢に放り込んだ、あのちょっと意地の悪い方々」。

そんな彼らと別の午後、「願いを叶えるために遠くから訪れた国」で、
わたしは――別の可能性のわたし自身に出会いました。

無数の選択が交差して生まれた『わたしたち』。
思い返せば、旅の中で受けた傷や痛みがあったからこそ、
わたしは、あの疑い深いわたしと和解する術を学べたのかもしれませんね。

あの、どうしても食べなければならなかったキノコスープ(ふんっ)を経てなお、
「さて、明日は何を食べましょうか?」と問えるようになったのです。
それは――『ニコの冒険譚』でも教えてはくれなかったこと。

では、珍しく訪れた休日に。
旅の静けさを楽しみながら、窓辺にもたれて日記を綴るこのわたし。
陽の光さえも霞むほどの、己の美しさに思わずため息をこぼしてしまう美少女とは……いったい誰でしょう?

そう――18歳のわたしです!✨
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