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しらき
黒牢城 米澤穂信
（あらすじ）
本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
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しらき 投稿者
読了。★一部ネタバレを含むため、一段落したら削除するかもしれません。 （ネタバレあり） 歴史小説・大河ドラマは一般レベル、Switchで購入した「信長の野望」の荒木村重しか知らずに読みはじめました笑。旅先の京都で仏像をみながら読み進めたためか、激重の読後感です[冷や汗] 例えば、大河ドラマ・松永久秀には笑える部分もあり、ゲーム・信長の天下布武もさくさく進められますが、この作品では、次第に重くなる籠城戦の心理、武士や民の信仰の解像度が高く、荒木村重も想像していたより遥かに深く物事を捉えています。導入はミステリーですが死生観に終着し、一向宗とその当時を思うと重かったです。
しらき 投稿者
関連から、遠藤周作「反逆」も読んでみる…かも。