鶯張り。知識として知ってはいたが…「ねぇ?母さん、キュルキュル鳴るの、分かる?ここを歩くたびに」「え?人の声の反響と混ざって、わからない」人工内耳からの音に集中する。人の声とは違う軽い音が区別されて、私の脳に届く。「あ、これか!」「えー分かるの?!」子の弾けるような笑顔。