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莉愛(リ
でも、特に予定もないしやることも無い……
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#allgood813

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アナ
悩んでたことが うそみたいね
悩んでたことが うそみたいね

こだ

ロケッ

はっち

モ!
無限とも思える静寂な空間、
宇宙。
そこを音もなく亜光速で走る船がある。
船名は「サフラゲットビレッジ」
そこの貨物室で、
手のウインチアーム以外大体四角で作られたロボットは同僚のアンドロイドに向かってこう話しかけた。
「ジョニー。僕はほとほと感が鈍い男だ」
髭面のジョニーはほんの一瞬荷物を持ち上げる手を止めた。
「ほう」
「時にだよ、
言葉は現実の模型だ
ただし「本当」のこともあれば
「無意味」なこともある
さらに困ったことに「嘘」の時もある
僕は嘘を見抜く能力が著しく低い」
ジョニーはこれに対してこう言った。
「君は3世代前の量産型とはいえ、人間に遜色のない能力を持った男だ。そんな君でも感は鈍いのかい?」
ロボットは貨物運搬作業の手を止めず、ジョニーに向け180度回した頭で頷いて見せた。
「うむ。僕はそれに対する自己分析をしてみたんだがね、僕は『たとえ嘘でも表面的に取り繕っていれば、というか、もっというと後にもそれが露見に及ばなければそれでいい』と思っているようなのだ」
ジョニーは3メートル四方の貨物コンテナの上に易々と飛び上がり、そのヘリに座って答えた。
「それは開放的だか閉鎖的だかわからん姿勢だね」
ロボットは右手のウインチアームを大変長く伸ばし、コンテナの上にいるジョニーに入れた手のコーヒーを手渡した
「そうなんだよ」
ジョニーは貰った熱々のコーヒーを啜った。
「コロンビア産だね」
ロボットは腕を短く戻して今度は少し首を伸ばした
「そんなわけないだろ」
ジョニーは首を傾げながらぶつぶつ言った。
「これは確かにコロンビア産の味と香りなんだがな?」
サフラゲットビレッジはそんな会話はお構いなしに、白鳥座へと進んでゆく

ものものがたり・転── 「崩壊の残響に、創造の光は芽吹く」
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