かなり昔に観た記憶があり、久しぶりにもう一度観てみた。まだパソコン通信時代の二人(ハル: 内野聖陽)と(ほし:深津絵里)が電子の海で出会う。お互いの素性も顔も知らず、ハンドルネームで呼び合い日常を語り合うだけだったが、画面の向こうの人がどんな人か知りたくなってくる。まだ携帯もそれほど使われておらず、ましてやスマホもない時代にメールだけが二人を繋ぐ手段だった。ハルのノンデリな言動でほしとは一度疎遠になるが、メールの日常がほしにとってかけがえのない時間だったと思い知る。ほしはハルに会うために新幹線に乗り、二人はプラットホームで実際に会う。現代のgravityでも同じような境遇の人が多いと思うので、秋の夜長におススメする。