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こ〜ちゃん🌱
「さて、明日はにぎやかになりそうだな…」
そうつぶやきながら、こ〜ちゃんはキッチンの戸棚を開けた。
奥から取り出したのは、いつもはあまり使わないフードプロセッサー。
最近、泡立て器を使わずにこれで生地を作ると楽だと知って、試してみたくなったのだった。
先月、自分の誕生日と、5歳になったばかりの孫の誕生日を祝うために作った初めてのスポンジケーキ。
「ふわふわ〜っ!」と笑ってくれた孫の顔が忘れられなくて、
「次はもっと上手に焼けるように」と、こっそりレシピも見直していた。
今回は、その2回目。
明日、遠くから久しぶりに親戚が遊びに来る。
やっと会えるその日のために、こ〜ちゃんは前日にケーキを仕込むことに決めたのだった。
卵は朝のうちに室温に戻しておいた。
牛乳と無塩バターを湯せんでやさしく温めると、キッチンにほっとする香りが広がった。
「焦らず、順番どおりにやれば大丈夫だ」
こ〜ちゃんは卵と砂糖をフードプロセッサーに入れ、スイッチを押した。
ウィーンという軽快な音とともに、あっという間に生地が白くふんわりと泡立っていく。
「おお、泡立て器で手でやるよりずっと早いな」
少し感心しながらも、出来上がった生地に満足そうな表情を浮かべた。
薄力粉をふるってから、ゴムベラでそっと混ぜ込む。
泡を潰さないように、ゆっくり、ていねいに。
最後に湯せんしておいた牛乳とバターを加えて、手早く仕上げる。
電気圧力鍋には、あらかじめ薄く油を塗っておいた。
生地を流し入れ、120℃に設定。タイマーは35分。
スイッチを押すと、こ〜ちゃんはほっとひと息つきながら窓の外を見た。
夕暮れの空に、明日への期待が静かに広がっていた。
35分後。
ふたを開けると、ふんわりと甘い香りがキッチンいっぱいに広がった。
竹串を刺して確認すると、生地はきれいに焼き上がっていた。
「よし、うまく焼けたな。明日はこの上に生クリームをのせよう」
粗熱を取っている間にも、こ〜ちゃんの頭の中には明日のテーブルの風景が思い浮かんでいた。
久しぶりに集まる家族、にぎやかな笑い声。
そして、その真ん中には、このスポンジケーキ。
こ〜ちゃんは、ケーキを冷蔵庫にいれながら、やさしくつぶやいた。
「やっぱり、会えるっていいものだな…」








コメント
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真てぃ
何故かって?正直バカばっかすぎてツッコミ気質の私がずっとぼやいてたから

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#iceribbon #劇団Venus


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嫌でも気を張らねばならない状況の中、自分のために気を遣ってくれる人がいてくれることが本当に嬉しくて心強かったです!
にも関わらず結局このような結末になってしまい、誠に申し訳ございませんでした。

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ミニ
おはようございます[笑う] きれいな形、優しい形[笑う] みんなで輪になって頬張る姿が浮かびます[照れる]
がっちゃん
電気圧力鍋っちゅうもんがあるんですね[びっくり] フードプロセッサーでチーズケーキもあっという間に出来るそうです。 速いのはいいけど洗うのが面倒,,,ということでうちはフードプロセッサーは人に上げてしまいましたが[冷や汗]
マミ
おっはようございます✨⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝✨ わぁわぁスポンジケーキ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝🎶 家族との笑い声と穏やかな時間がこちらまで伝わって来ます⸜(*ˊᗜˋ*)⸝•*¨*•.¸¸♬︎