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ランワイン

ランワイン

私たちの心を長い時間をかけて酸のように浸食して、私たちを廃人に追い込むような種類の「後悔」とは、「何かをしなかった後悔」である。
かけがえのない時間、かけがえのないひと、かけがえのない出会いを「逸した」ことの後悔、「起こらなかった事件」についての後悔は、それが起こらなかったがゆえに、私たちの想像を際限なく挑発しつづける。
私は16歳のときに、そのことを学んだ。
「後悔、後に立たず」と同級生の「小口のかっちゃん」は私に言った。
なんと含蓄深い言葉であろう。(かっちゃんには「鉄腕アトムうちに打て」という金言もある。これはよく意味が分からない。)
私はかっちゃんのアドヴァイスを受け入れ、とりあえず「あとから考えて『やらなかったことを』後悔しそうなこと」をかたっぱしから「やる」ということを生きる上での基本方針に採用したのである。

内田樹
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