篠塚のポジティブ批判吸収力、コメ欄肌汚いにも対応

【婚活パーティーに友人と行く５】#まる婚活

以上、ほんわかと世界を見ている友人に対して、重箱の隅をつつきまくる私の感想でした。
今回のこの感想の違いで「だから結婚できないんだよなぁ」という違いをまざまざと突きつけられた気がする。

回転寿司を一周して、二周した。
今回はカップリング発表のあるパーティーだ。
「いいな」と思う男性の番号を記入する。

今回の男性たちに対して「面白いな～」と思う人は結構いた。面白いだけ、ではあった。

私の脳裏には『明日お見合いする人』と『来週デートする人』が浮かんでいた。
付き合っているわけじゃないし、お見合いの世界は複数人を同時並行が当たり前なのでルール違反ではないと思っている。

本当に自分に合う人がいれば、明日のお見合いの人も来週のデートの人もお別れをするつもりだったが…
今回、自分の中ではいまいちピンとくる人がいなかった。

私はお見合いに慣れすぎているのかもしれない。

パーティーは相手の事もよく分からないまま、数分だけのお話で終わる。
しかしお見合いは事前の情報もあり、最初から一時間近くお話が出来る。
事前情報のおかげでこっちも話を深く掘り下げやすいというところもある。

しっかりじっくりと相手を見つめて向き合えるという特性がある。

それに慣れているせいで、回転寿司のように高速で男が通りすぎても『…今のは一体…？』で終わっていた。
外面のクセや、会話する時のインパクトしか見ていなかったのかもしれない。

「良いですか？」
最終結果の紙を回収に来たスタッフのお姉さんに声をかけられて、私は何も書いていない紙を渡した。

ダメだ…　明日のお見合いの相手と比べてしまう…　パーティーに来た男性方には失礼をしてしまっている。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

「今回のパーティーでカップリングされたのは２組でした」

発表が終わる。

『終わった！遊びに行こう！』
友人に声をかける私。
カップリングは男女がお互いを指名して合致しなければ成立しない。誰も指名していない私は当然、誰ともカップリングしていなかった。

「まるちゃん…」
泣きそうな顔の友人。

「あたし…　まるちゃんが婚活頑張ってるから私も頑張らなきゃって…まずは友達になれそうな人を探そうって…」

お、おい、まさか…

「どうしよう…カップリングしちゃった…」