「伝へ聞く、いにしへの賢き御世には、あはれみをもちて、国を治め給ふ。すなはち、殿に茅をふきても、軒をだにととのへず。煙のともしきを見給ふ時は、限りある貢物をさへゆるされき。これ、民を恵み、世を助け給ふによりてなり」『方丈記』から。仁徳帝の故事はこの時代にもよく知られていたんだね