退場宣告2nd｜いわとびの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

先日、有名な女性がベビーカーを利用した状況でバスに乗れなかった云々を発信し同情を引いたり逆ギレしていたりした。正しい状況や子細がわからないから断言は控えるが、どちらにも配慮不足はあったと思う。ただ言えるのは、バスの構造は双子用(特に並列座席式)ベビーカーには対応しきれていないし、これからも対応はできないと思う。それを可能とするには、ベビーカー専用車輌の運用が必要だ。どうしても双子用ベビーカーでバスを利用するのであれば、タンデム(前後縦列)タイプを。これなら車椅子用に畳める座席を二つ使えば、なんとか最低限の安全は確保可能だから。ただし、混雑時や既に対応可能な空間を確保できない場合には、ご利用いただけないことは承知願いたい。

はてさて、本題はこれからである。

私は仕事中、｢小さい子供と、小さい子供を連れた人の味方｣と自称している。

泣いてしまいそうな赤ん坊と一緒にバスに乗ってくる人は、その方のお顔や立ち振舞いを見ればわかる。逆も真なりで、赤ん坊が泣くか泣かないかは、親を様子を見ればわかる。

席が空いているのに吊り革に掴まり、荷物と赤ん坊を抱き抱えているママ(パパ)に、私はこう話しかける。

｢泣いたっていいから、座んな😊。
泣いたらそのまま泣かせときゃいいから。｣

｢赤ん坊は泣くのが仕事。
その泣き声の原因を理解するのが
親の仕事。｣

｢赤ん坊は、親の顔色しかみないよ。
あなたがそんな不安な顔をしていたら
赤ん坊は心配になって泣いちゃうよ。｣

｢うるさいと言う大人がいたら、その人に
降りてもらうからいいよ。｣

いろんなパターンはあるけれど、とにかく｢泣いちゃってもいい｣を伝えます。だって、病気でもなく、気持ちが悪いのでもなくて泣くのは、泣くだけの体力がある証拠だから。

そろそろ我々の年代は、お舅さんやお姑さんになります。お嫁さんやお婿さんが、赤ちゃんが泣くのに惑っているようなら、教えてあげてください。｢赤ん坊には、いつもと変わらない顔と声を｣と。

基本的にバス運転士は、人が好きでなければやっていられない仕事。だから、多少の不馴れや苦手はあるにせよ、赤ん坊の泣き声くらいで動じたりしないものだ。それでも不安だったら運転士に声をかけてみてください。大半の運転士は｢大丈夫ですよ｣と返事をするはずです。

がんばれ！パパ、ママ！