投稿
しろ
この文明では、数を表現する方法として20進法が使われていたのだが、それは彼らが数をかぞえる際に用いていたユニークな手法にあった。
日本人であれば、数を指折りかぞえるとしたら、手を開いた状態から一本ずつ指を折って、全部の指で5までの数を数えるのが普通なのであろうが、この文明の民は、片手でもっと大きな数を表現できることに気づいていたのである。
彼らの方法は、親指を折った状態を1として、人差し指から小指までに2、4、8、16の数を割り当て、その組み合わせで数を表現する、というものだった。
すなわち、例えば、親指、人差し指、小指の3本を曲げた状態で、1+2+16で19の数を表現する、ということをしていたのである。
ここで、全ての指を使えば、20どころか、31までの数を表現できるのではないか? と考える方がおいでのことと思う。
しかしながら、彼らが片手で20を表そうとすると、指が強ばってしまい、うまく表現できなかったのだという。
このことは、現代人でも実際にやってみると実感できると思われる。
そのため、彼らは、20という数を、人間が扱うことのできない「神の数字」であると考えた。そうしたことから、彼らは片手で表現できる数を0から19までと定め、20は次の位取りで表現することにしたため、この文明では20進法が定着していったのだという。
なお、この文明の言語はほとんど失われているものの、「神の数字」である20をあらわす言葉は、現地語でいまだに使われている。
いわく、現地語では、この20のことを「グワシ」と発音するのだ。
#楳図かずお先生ご追悼
話題の投稿をみつける

はしゅ@

スーパ

にゃ〜
ついてないわ

ナナ
負けるな、ドラゴンズ!
#中日ドラゴンズ

🎮さん

いしな

はるは

コータ

ヒロ

あやき
もっとみる 
関連検索ワード
