クラシック音楽愛好家の本音レビュー：クラウディオ・アバド指揮のベートーヴェン交響曲第9番 CDを聴いてみた感想

〜購入したCDに思ったこと〜
品番:SICC302
曲名:ベートーヴェン交響曲第9番
指揮:クラウディオ・アバド（敬称略）
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
オーケストラ配置:ストコフスキー・シフト
演奏場所:ザルツブルク音楽祭祝祭大劇場

CDに思ったことの要点
演奏に対して
・演奏に目立ったダメなところは無く素晴らしいものでした。
・アバドさんの第9は幾つかありますが速度感は中間くらい。
・アバドさんはオペラが得意みたいなところがあるので声楽も良く、前任のカラヤンさんの時のベルリンフィルから重厚感はそのまましなやかさがある演奏になってます。
・もう1つの録音として2000年版のものがありますがこちらの方が落ち着いた演奏でした。そのため2000年版の方が暑苦しいといった印象があればこちらの方が好きな演奏になるかもしれません。
録音に関して
・1996年録音としては籠ったように感じられます。
・第一楽章始まってすぐの盛り上がり前に謎のリバーブ（反響）がありました。
・第二楽章の盛り上がり部分ティンパニー埋もれすぎとる…。
・籠りから若干距離のある演奏に聞こえますが酷いとも言えない絶妙なところです。少なくとも満点は出せませんね。

まとめ
色々なアバドさん指揮の物として見ると演奏は文句無し。ただ録音が…という感じのものでしたね。
これに魅力を感じられる方も居るとは思いますが初めて手を出すベートーヴェン交響曲第9番として見ると他に良いのがあるよという感じですね。

星で表す場合の評価
演奏評価 ☆☆☆☆☆
録音評価 ☆☆☆
おすすめ度普通…？他の選択肢があれば他へ

試聴環境
アンプ RME ADI-2 DAC FS （PHONES 出力）
ヘッドホン ATH-AD2000X
USBケーブル STRATOSPHERE SUS-020 （0.7m）

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