舞台に住む魔物って本当に気まぐれだけど、ここぞという時に必ず現れる。昼公演の花道に宿った魔物はあまりにも鮮烈で、風をはらむ布の端々まで宿した命が目に焼き付いている。運命と書いてさだめと読むタイプの舞台の魔物。
「なんでこんなにうまくいかないんだろう」って思うけれど、なんでも簡単にうまくいってしまうと、きっとだれでも傲慢になってしまうよね!辛い気持ちと引き換えに謙虚さと人への優しさといった大切なものを得ることが出来るなら、この辛さも少しは意味があると思えるかな!