忙しい日々の中で感じる余裕のなさと体調不良、そして同僚への思いやり

【ちょっとひと怪談よろしくて？】
立秋らしいです。
秋といば松田聖子。風立ちぬ…♪
とてもそんな気になれない温度です。

さて、先日の武術系怪奇現象は、ひとまず収まっています。
具体的には、殴り合って分かりあったわけではなく、お経を上げたらセージも無事に燃え、音もしなくなりました。

さて、今回は【ひとりいない】
です。
これは、学生時代に友達達とある川の辺りにキャンプに行った時のことです。
キャンプ場は川辺にあり、色々な人も通りすがっていきます。
キャンプしているのも僕らだけ。
僕らは川で釣りをしたり、思い思いに楽しみました。
夕食の支度をしていると、近所のおじさんがやってきて、
「川には入るなよ。この間も一人死んだから。」と…。しかもふざけた様子ではなく、真剣に言うではありませんか。

たしかに流れはキツく、川辺はゴツゴツした岩で足を取られたら流されそうです。
その時一番川に接近していたのは僕で、浮をつけた仕掛けで魚を釣ろうと努めていたのですが、流れがキツ過ぎて釣りにならないなぁと思っていたところでした。

さて、日も暮れて、お決まりのバーベキューです。
ワイワイと楽しむのですが、ふとした拍子に「あれ、もう一人いなかったっけ？」と何度も思うのです。
確認するとちゃんと人数通りいます。

なんだがんだ楽しみ、無事に就寝するのですが、ふと揃うと「あれ？もう一人いなかったっけ？」と必ず思うのです。

特に何事もなく雨の朝を迎えました。
テントの持ち主は雨を呪っていました😆

僕らは片付けをして、荷物を車に積み込みます。
ここでようやく僕が口を開きます。
「あのさ、ずっと思ってたんだけど、もう一人いなかったっけ？」

友達たちはみんな「俺もそう思ってた！」とか「ずっと誰かいたよね？」と返すのです。

みんな感じていたようです。
でも、もちろん来たメンバーしかいません。

僕らはそのことには敢えてもう触れず、そのまま帰路に着きました。

決して悪さも怖くもなかったのですが、いる間中誰かがいたようです。
これ以上の憶測は書きませんが、そんなこともあるのだと思った夏の日でした。

今日は私の心に余裕が無さすぎて