投稿
ゆかりん
ある年の大晦日、紅白歌合戦が終わった頃に、初詣に行こうと誘いを受けて待ち合わせ場所に行くと、その友達はちょっと遅れてきた。
みんな寒い中待っていたというのに…と険悪な雰囲気の中、「ごめんね、時間かかっちゃって」と謝りながら、いつものように一人一個ずつ、出来立てを振る舞ってくれた。
冷めないように一つずつ保温袋に入れてくれたらしい。
ほんのり甘くて、ふわふわで、ホカホカで。
冷え切ったみんなの心と体が温まる。
「この『今川焼』ほんとに美味しいね!」
誰かがはしゃいで言った。
「は?うちのは『大判焼』なんだけど?」
場の空気が凍りつく。
めでたいはずの正月が一瞬にしてお通夜に変わった。帰路につくまで、誰も喋らなかった。
年末になると思い出す『ベイクドモチョチョ』の悲しい思い出。
ぼくはカスタードが好きです。

コメント
話題の投稿をみつける

あるち

あーる

斉藤思

2F焼肉
ナイスリード若月

ごちま

へのこ
先っちょだけ
そぉ〜っと
ちっさい声で
お疲れちゃん♡
今日もありがとう♡

はえ

ミヤ

月人形@
違う意味で泣く
本当に無理

夜空🌕
もっとみる 
関連検索ワード

たぁぼう
回転焼きと言う説も…