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金木犀
以前書いた【1番最初に働いた最悪な店の話】の頃の話です。
その店は、キャストの平均年齢層が低く
“ギャル押し”のお店だったので、
お客様の年齢層も、20〜40代の方が多かったのですが、
ある日(珍しく)“50代くらいのお客様”からの“60分の指名”が入り、ホテルへ向かう事になりました。
部屋に着くと、
優しそうな見た目の年相応の方がいらっしゃり、「ここに座って」とソファーへと案内され、言われるがまま腰を掛けると、
そのお客様は私と向かい合う形で床にしゃがみ込み、こう言いました。
「僕ね、“催眠術”が掛けられるんだよ。」
私は、その突然の発言に『へ…へぇ』と気の抜けた返事をしました。
すると、お客様は私の手をギュッと握り
真っ直ぐに私を見つめ、ゆっくりとした口調で
「あなたはぁ…私のぉ…声を聴いているとぉ…段々…瞼がぁ…重くなってぇ…どんなにぃ…抗ってもぉ…目がぁ…開かなくなりますぅ…はい、スゥーっとぉ…はい、スゥー…」
と、語りかけ始めました。
私は笑いそうになるのを堪えながら、
目を瞑り…その声に、耳を集中させてみる事にしました。
すると、私の様子を見て「よし。掛かったようだね。」と得意気な口調のお客様は
「どうぞ、目を開けて?おはよう…」と、私に声を掛けました。
私は、ゆっくりと目を開け
『おはようございます』と返事をしました。
するとまた、お客様は私に目を瞑らせ
ゆっくりとした口調で、
「君は、今から僕が手を“パンッ”と叩くと、その瞬間から“僕の恋人になる”よ。この時間が終わっても、君は僕を愛し続けるんだ。時間が終了しても、君は僕に会いたくて会いたくて仕方が無くなる。さぁいいかい?君は今から“僕の恋人”…」
と、言って“パンッ”と手を叩きました。
目を開けると、私に向かって
満面の笑みで両手を広げるお客様が居ました。
私は、お客様にハグをすると
お客様は「良い子だねぇ」と頭を撫でました。
そうして時間は過ぎ、終了の時間になったので
シャワーを浴び、洋服に着替え、部屋を後にする時、
「寂しかったら、まだ僕はホテルに残るから戻ってきてもいいからね」
と、伝えられました。
私は、『ありがとう!』と言って、
部屋を後にしました。
え?催眠術?掛かってませんよ?
掛かったフリも“仕事の内”ですよ。
コメント
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ゆう
ペンギン好きすぎる。
水族館巡りとかで関東行きたいのよねぇ、いつか。距離感判らないけど(笑)
関東はいっぱい水族館があるイメージ。

ライズ
アーカイブ残していただきありがとうございましたクポー🌵
寝れないの普通に心配やクポー🌵。(゚´ω`゚)゚。
わしも2年前くらいから好きな配信者さんの雑談聴きながらやないと寝れないからめちゃくちゃわかるわクポー🌵
#Laitalk



のこ(N

さらん

そら
明日頑張ったらみなみちゃん会えるのであと1日頑張ってきます(ˊ⸝⸝o̴̶̷ ̫ o̴̶̷⸝⸝ˋ)❗️またあした〜♡♡
#菱田未渚美 #GL2friend

だいこ

ナカバ
そして今現在マレニアにボコボコにされるターン。腐敗の女神モード全く動き分からんって_(:3」 ∠)_

エビ好

これか
寮もかなりたくさん入っていたし、カラーのチョイスはイエベ寄りではあったけど、男女問わず誰でも使えたあの頃のLakaがやっぱり好き

ジャク
目力強い、いつも元気と言われるから儚げ、物憂げイメージ皆無。
人見知りとか緊張とかないご陽気タヌキである
物憂げな面長美人に惹かれる。小林麻美みたいな。素敵だよねえ。アンニュイっていうのかな
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ぶたやん
かけた人は金木犀さんが本当にかかったと思ってるんですよね?自分でかけた催眠術がかかっているか否か見抜けんのか・・・
金木犀 投稿者
またタイトル書いてない[大泣き] 今回は、【催眠術おじさんの話】です。