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【小説家さんの反省会４】#まる婚活

『でも私は素のままでいられる人が良いです。お互いに安心していられる人が良いです。無理に笑ったり、大げさにしなくても…』

「素のままでいても良い人が逃げていくから結婚できないんでしょ」
『はい』

おばちゃんに素早く成敗される私。
とりあえず両手を前に出して精一杯頑張ってみる。

『きゃあ〜ありがとぉ〜』
「出来んじゃない」
『…ウッス』

淡白女は【ありがとぉ】を習得した！

「じゃあ次の男だけどね！」
さぁ、おばちゃんは次にどんな人を紹介してくれるんだろう。

「自分で探しなさい！！」
『…え？』
どこかで聞いたことのあるセリフだった。

「自分で探しなさい」
私が初めて通った結婚相談所で、そんな言葉を言われた。

私が初めて行ったのは、おばあちゃんがたった一人でやっている所で「もう候補になる男はいない！あんたは自分で探すんだよ…！」と言われた。
そして大海に放流される稚魚の如く、私は結婚相談所巡りの旅に出掛けることになった。

ここでも全ての男を制覇してしまったというのか。
まだ３人しか会っていないのに…　世界には男が３人しかいないというのか。

「自分でシステムから探すのよ！」

…システム？

おばちゃんの結婚相談所は小規模で、私が最初に通った結婚相談所より少し大きい程度であった。
スタッフはおばちゃんしかいなかった。

だからこの結婚相談所は色々な結婚相談所の連盟に入り、そのシステムでよその会員さんと繋がっている。
小説家さんとも、このシステムから別の結婚相談所経由で紹介されたものだった。

スタッフ１人につき、持てる会員さんの数なんてそんなに多くない。
多すぎると面倒を見きれない会員さんが増えてしまうから、少数の面倒を同時進行でポツポツと見ていくものらしい。

そうすると自分の担当会員さん同士をくっつけるにしても数が足りない。

なので小さな結婚相談所と、別の小さな結婚相談所で連盟を通して紹介しあう。
相談所同士が横の繋がりを持って、会員さんを紹介しあうことで可能性が広がっていく…ということだ。

そして今時はその結婚相談所のアプリで会員さん自身からも簡単に検索できる。

「システムを見れるんだから、そこから良さそうな人をあなたがリストアップしなさい！　そしてあなたが行動するの！」

成程。

もしかして、紅丸チャーハン？

めっちゃ頑張ったすねwww おいしそ！！

今日のお昼ご飯。