晩メシ｜﹅ャりー🥚ョ🥚ョの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

最近の予防接種シーズン。

今日も「〇〇先生ならいい！頑張れる！」とわざわざ土曜日の忙しい外来日だから待ち時間も覚悟して、僕の外来日を選んで予防接種の予約をとってくれた人がいた。

予防接種は基本的には痛いもので、僕が打っても誰が打っても正直あんまり変わらない。
僕が心がけてるのは、子供が主体的に頑張ろうと思える雰囲気作りだ。

ちょっとだけコツを落としておく。

準備
子供が和むような格好で（この時期は寒くなるけど、診療所の勤務では出来る限り白衣を着ない）、雰囲気も作る（ぬいぐるみ、音楽流したり）
注射器を見るだけで泣いてしまう子がいるので、最初から最後までなるべく見せない。

入室後
元気に挨拶（子供本人に）して、出来たら子供に名前と年齢を教えてもらう。そのあと子供の服を褒めたり、靴をほめたりしてリラックスしてもらう。ハイタッチや握手もする
「今日は何するか知ってる？」と問うと大体嫌そうに「注射」という。
「頑張れる人ー、手あげてー？」と声掛けまたハイタッチしたりする。

手挙げられない子には、「じゃあどうやったら頑張れるか一緒に考えよう」と問うてみる。

「どっちに注射しようか？〇〇君に決めてもらおうかな」
「何秒くらい頑張れそうかな？」と作戦会議をする

その後
「ありがとう、よく分かりました、じゃあ2秒で終わるように先生も頑張るから、一緒に頑張ってくれる？」と声をかける。
うなづいてくれたら握手。

そんなふうに準備して取り組む。

アルコール消毒も、出来る子は自分で綿球もって塗ってもらう（その後医師もやる）
抑制はできるだけ短時間で。やる時はしっかりと抑えると、子供も「あ、今は動いちゃダメなんだ」と動かないので危なくない。

細かいことをいうともう少し意識してるポイントはあるけど、意識してるのは出来る限り主体的に取り組んでくれるように促して、「ただ単に痛くて怖いイベント」として捉えるだけじゃなく、「元気になるために頑張ったイベント」として捉えてもらいたい。

もちろん、交渉も無理なくらい入った時点で大泣きしてる子はいるので、その場合は諸々工夫は無理なので出来る限り早く終わらせてあげる。

最近はインフルワクチンは点鼻薬もでましたね。こちらは一度でいいし、注射より痛くはないので怖がる子はお勧めです。