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maverick



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トト子
ひとり旅、夏の広島・尾道以来行ってないから、そろそろ行きたい。冬は寒いとこ行かなきゃねー




アクア−Devil
天竺の国に、ひとりの少年がいました。
名を「韋駄天(いだてん)」、
足が速いことで、誰もが知る少年でした。
でも、韋駄天自身は、
「速く走れることなんか、ただの足の癖だよ」
と笑ってばかりでした。
ある日、
お釈迦さまが、
遠くの山に、
大切な教えを記したお経を置いておきました。
そのお経は、
「これを読む者は、心が穏やかになり、
世の中の苦しみから救われる」
という、とても尊いものでした。
ところが、
山のふもとで、
悪い鬼が待ち構えていました。
「そんなお経、俺が持って帰ってやる!」
鬼は大きな体を揺らして、
お経を奪おうとしました。
お釈迦さまは、
静かに言いました。
「誰か、このお経を、
鬼の手から守って、
私のもとに届けてくれぬか」
すると、韋駄天が、
ぴょんと飛び出しました。
「僕がやります!」
鬼は笑いました。
「ガキが何を言ってる!
お前なんかに追いつけるものか!」
そう言って、鬼は山道を駆け出しました。
韋駄天は、
ただ、
静かに息を整えました。
そして、
一歩、踏み出した瞬間――
風が、
まるで韋駄天の足を押すように、
吹き抜けました。
鬼は驚きました。
「なんだ、あの速さは!」
鬼は必死で走りましたが、
韋駄天の姿は、
もう遥か遠くにありました。
鬼は、
木々の間を抜け、
川を飛び越え、
山を駆け登りました。
でも、韋駄天は、
いつも少し先を、
まるで影のように、
軽やかに走っていました。
ついに、鬼は息を切らして、
お経を抱えたまま、
倒れ込んでしまいました。
韋駄天は、
そっと鬼のそばにしゃがみ、
言いました。
「鬼さん、
お経は、
誰かを苦しめるためにあるんじゃないよ。
みんなを救うためにあるんだ」
鬼は、
涙を流しました。
「俺は……ただ、
強くなりたかっただけだ……」
韋駄天は、
優しく鬼の肩を叩きました。
「それなら、
一緒に走ろうよ。
速く走るだけじゃなくて、
心も一緒に、
軽くなれるように」
鬼は、
お経を韋駄天に渡しました。
そして、二人は、
並んで、
お釈迦さまのもとに帰りました。
お釈迦さまは、
二人を見て、
微笑みました。
「韋駄天よ、
お前は速く走るだけじゃない。
誰かの心を、
一瞬で救うことができるのだ」
それから、
韋駄天は、
天竺のどこでも、
誰でも、
困っている人のところへ、
飛ぶように走って行きました。
足は速く、
心はもっと速く、
誰かの涙を拭うために。
だから今も、
韋駄天は、
どこかの寺の門をくぐり、
誰かの苦しみを、
ひっそりと、
そっと、
救っているのです。
走るのは、
足だけじゃない。
心が走るのだ。
そして、
その心が、
誰かを救うのだ。
韋駄天は、
そう教えてくれます。
今も、
風が吹くたびに、
どこかで、
韋駄天の足音が、
聞こえる気がするでしょう?

スカイ
レポまってるから楽しんできてね🙂↕️

🎄よるりん🎁
久しぶりにちょっとゆっくりお茶🍵してます😁






ふみと


WILD CAT


sky
THE NATIONAL ART CENTER,TOKYO

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