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匿名
美しいものを皆が美しいと思うなら、そのものには美しいイデアがある。もし醜いと感じるなら醜いイデアがある訳ではなく「美しいイデアが欠如している」と表現する。
プラトンという哲学者がナントカカントカした概念。
おじさんにはおじさんのイデアがあるのか、若者から若者のイデアが無くなったからおじさんになるのか、私には分からない。
イデアは偏見だとか個人のものの見方だとか価値観という表現が1番近い語彙だと私は思う。本を本たらしめるのは世間一般に「本だ」という共通するイデアがある状態。ホチキスでとめたコピー用紙は冊子やプリントと呼び、何枚重ねても本にはならない。不思議。
では、電子コミックはどうだろう。
漫画は元々、本の1カテゴリでしかなかったが媒体を移し、今では電子上で読むことができる。コイツを電子コミック、漫画を読むと表現するということは本媒体の漫画イデアが遜色なく移ったのかもしれない。
似たような話。
ブーバキキ効果という話がある。
トゲトゲした染みと曲線のある染みを被験者にみせ「どちらがブーバでどちらがキキだと思う?」と質問すると大概曲線がブーバ、トゲトゲがキキと答えるというお話。
逆だと思う人は誇って良い。
98%の人は同じ回答なので、あなたは残りの2%という特質すべき個性の持ち主だ。
本題に戻って、この実験の面白いところは年齢は関係ないこと。物心付きかけの幼児や別の文化圏に生きてるおじ様おば様も同じ回答をする。それが意味するところとは。
人間を人間たらしめるDNAに共通規格を認識する想像分野が刻まれていて、人種や生き方を変えても同じ結果が得られることから共通規格認識想像分野は人間が生きるのに必要なシステムなのだろうという話。
アカシックレコードは無いけれど、人間が共通して想像する概念はある。それがイデア。
ちなみに、これだけ書いていて頭の片隅にある記憶を引っ張り出して文章を作ってるので間違いが含まれている可能性があります。ネットの情報は鵜呑みにせず、自分で調べてから語りましょう。
イデアを知って、人の考え方を知って「黄金比って概念があって…それを見ると人は美しいと感じるらしい」とかが理解できるようになって、美術作品の絵画や彫刻に抱くこの感情は多分こんな心理影響、自分の価値基準が関係するんだなとわかって、深く深く自分を理解して。
最終的に″猫はなんて愛くるしいのだ″と分かる。
猫が可愛いを私なりにダラダラ話すとこのような文章になります。
端的に話せ?
ナンセンスです。
タイムパフォーマンスが求められる時代だからこそ、無駄な時間が必要なのです。一応、エジプトでは猫は神様だったらしいですし、丁重に扱ってしかるべきだと私は思います。
じゃ、万物が神様の日本ってどうなのさ。
と私は思います。
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