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もん
ガタンゴトンとリズミカルな振動に永遠にも似た時間揺られていると、昔のことが頭をかすめる。
幾度となくその記憶に触れるたびにさまざまな思いや感情がよみがえるが、自分でも呆れるくらいに色あせない。
田口さん、元気にしているかな。
もう退職したかな。
加藤さんは、春田さんは、元気にしているのかな。
自分は逃げてばっかりだよと言った下野さんは、その代わりに何に逃げずに何を守っているのだろうか。
あの時情報をかき集めできた雑多なメモの寄せ集めは、たしかに今でも意味をなしている。
ぼんやりと、いつものように記憶に触れていたその瞬間、目の前が鮮やかな黄色に染まった。
目の前一面に菜の花畑。
黄色が広がる景色をみつめながらいると、やがてアナウンスが流れ、まもなくして慌ただしく人の出入りが始まった。
到着駅まであと3駅。
姿勢を前に戻してカバンからスマートフォンを出して手に取る。
車内が賑やかになってきた。
スマートフォンの待ち受け画面に、1件の着信の通知があった。
その着信の主の名は犀川唯。
先月、他部署から異動してきた人物だ。
犀川からの着信の要件は察しが付き、またか、とひとりごちる。
犀川といい、下野といい、
なによりあの松島といい、なぜまともに話したこともない、よく知らないこの私に優先順位の低くない事案の片棒をかつがせるのだろう。
こういうことは今まで幾度かあったがこう立て続けに来ると、いよいよ自分がよくわからなくなってくる。
このことを小林にこぼしたとしても、どうせあいつはめんどくさがっておちゃらけるに決まっている。
こうしていきたいという確かな情熱がある一方で、平穏に生きたいという気持ちも本当のところである。
下車する駅のアナウンスが流れ始めた。
スマートフォンをカバンの中にしまい、電車が減速するのを感じていた。
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LANGUISCEは何の略称ですか?
LANGUISCEは「Language and Linguistics in the Information Society and Culture」の略称です。この用語は、情報社会や文化における言語と言語学の役割を探求する分野を指します。具体的には、言語の使用、言語技術、文化的な文脈における言語の影響などが含まれます。
この分野は、言語学者や文化研究者、情報技術の専門家などが交差する場所であり、言語がどのように社会や文化に影響を与えるかを理解するための重要な視点を提供します。

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オーブンだと使えないかもだけど(アラジンのオーブントースターのプレート持ったら熱すぎて落とした顔)

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