ナイナイミュージックの風磨くん見て何度も好きだなぁって惚れ直してる

メールにまつわる記憶と二人の男の子の話。

ずっと昔から使ってるWebメールに転送されて、まだまめさがあった昔のわたしによってきっちりフォルダわけされたメールを、特に意味はないけど開いてみた。

ひとりは、今でも好きだった時のことを思い出せる男の子。ギターと歌がうまくて、彼の声ならどこにいてもわかるって思ってた。
付き合うどころか、想いを伝えた記憶もなくて、なんなら共通の友達に惹かれていた彼をサポートしてた記憶ばかりなんだけど…。
初期のメールっぽいの見てたら、えっ？こんなやりとりしてたっけ？！？！と顔から火が出そうな甘いやりとりしてない？？？え？？
付き合ってなかった…よね？？この二人に何があったの？？って自分で言っちゃうのわらっちゃう…笑笑
彼とは会うことはもうないんだろうけど、その頃からずっとやってるSNSはまだ続いていて、たまに覗いたりする。
もう結婚して、海外を渡り歩きながら、仕事しつつ向こうの大学の大学院まで卒業しててびっくりするけど、当時からそうゆう人だったから、変わってないなあって嬉しくなる。
あの時話してたみたいに、自分が大事にしたい相手をちゃんと見つけて、自分のやりたいこともめいいっぱい楽しんでいるんだろうな。
キミがくれたCDを今でも聴いてるよ。大好きだった歌声も、その時のキミへの気持ちも、宝物みたいに思ってる。

もうひとりは、わたしを好きでいてくれた男の子。
当時のわたしは、今考えても大殺界まっしぐらな暗黒時代で、自分のことでいっぱいいっぱいだった。
救われていたはずなのに、結局振り回して傷付けてしまったんだろうなって今でも思う。
遠く離れてもしばらく想い続けてくれてたこと、それに応えられなかったことは申し訳なく思ってる。
当時、仕事の同僚だったキミが、売店に買い物にいく「何か買ってきましょうか？」って聞いてくれた時、疲れ切っていたわたしが「愛情」って答えたら、チョコパイをひとつ買ってきてくれた。
50円の値札が貼られたそれを見て、「安くない？？？」って笑い合ったけど、たった50円でも笑うことができなくなっていたわたしにとって、何よりも価値があったのは確かだよ。
もっと大事にして、ちゃんと向き合えばよかったな。それだけは後悔してる。