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ふぁるる

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《灰の選択》第二話:黒き玉座の影

 魔族領・深紅の大地にそびえる黒の城。その玉座の間には、重苦しい空気が満ちていた。

 玉座の主、魔王ガルヴァ=ザルが静かにその瞳を細める。

「……また、前線の将軍が勝手に小競り合いを始めたか。事前の許可もなく、だ」

 低く、だが確実に怒気を帯びた声が響く。

「恐れながら陛下、それが”戦”でございます。敵を殲滅せねば、こちらが喰われる」

 そう答えたのは、魔族四天王の一人、“焔鬼”ベルグラス。炎の属性を操り、武を尊ぶ男。赤い角と焼け焦げたような外套が印象的だ。

「勝手に敵領を荒らして、“和平の兆し”を潰して何になる。余は、愚かな屍山血河など望んでおらん」

「……ですが、陛下」

 今度は、冷ややかな声が響いた。四天王の一角、“氷姫”セレナ。白銀の髪に、氷のような青い瞳の美女。理と計算に長けるが、感情を見せることはない。

「和平の兆しと仰せですが、人間側にその気がないことは、この数か月の交渉が証明しています。兵を退けば、我々は追い詰められるだけです」

「そうではない者もいる。……レイリアの報告によれば、“佐伯ユウト”という人間が――」

「その“異世界人”とやらに、未来を賭けるおつもりですか?」

 沈黙が流れる。

「……未来とは、誰に賭けるかではない。“どう導くか”だ」

 ガルヴァ=ザルの声は変わらない。しかしその眼差しには、揺るぎない意志が宿っていた。

 

 一方、玉座の間の外、後宮の小庭園。

「姫様、今日のお茶は新しく取り寄せた紅葉香(こうようこう)です。少し苦味が強いですが、疲れにはよく効きますよ」

 白いメイド服に身を包んだ魔族の少女――エラは、レイリアの前に丁寧にティーカップを差し出した。

「ありがとう、エラ……あなたの淹れるお茶が一番落ち着くわ」

 レイリアは小さく笑ったが、その瞳にはどこか翳りがある。

「……王宮の空気が、日に日に重くなってる。将軍たちの視線も、最近は冷たい」

「皆、焦っているのでしょう。戦が長引けば、民も軍も疲弊します。ですが……本当に守るべきは、民の心と命。陛下も、それを第一に考えていらっしゃる」

「でも、それが伝わっていない。……父様が口にしないから」

「……ご自身の弱さが、民に知られることを恐れていらっしゃるのでしょうか」

「いいえ……父様は、誰よりも強くて、誰よりも優しい。でも……それが“強者に見えない”というだけ」

 

 そこへ、部屋の扉が強く叩かれた。

「第一皇女殿下。第四将軍グレアード様より緊急通達です」

 扉の外から、冷たい声が響く。

「通せ」

 扉の向こうには、漆黒の鎧に身を包んだ青年将軍――グレアードが立っていた。新進気鋭の若き軍人。冷徹で合理的な指揮で功績を上げ、いまや一部の兵たちの絶対的支持を受けている。

「姫殿下。前線での被害が増しております。王命による抑制政策は限界です。このままでは……我が軍が瓦解します」

「……それでも、民を巻き込むわけにはいかない」

「このままでは、巻き込まれるのは魔族全体です。姫殿下。魔王陛下が現状を維持することにこだわるのなら、我々で“未来を掴む”しかありません」

 静かに、しかし明確な“異意”が伝わってくる。

「それは、反逆と取れる言葉です」

 エラが一歩前に出る。紅茶のカップを置き、袖の中に手を入れた――その動作ひとつで、空気が張り詰める。

「私は忠誠を問うただけです。姫殿下が我々と歩むなら、それもまた“正義”の形」

「……出ていきなさい。いまはその言葉を聞きたくない」

 レイリアの一言に、グレアードは眉をわずかに動かしただけで、静かに一礼した。

「……このままでは、決断するのは我々になります。どうか、それだけはお忘れなきよう」

 扉が閉まると、レイリアは静かにエラの肩にもたれかかった。

「エラ……もし、わたしが“王族”として間違った選択をしたら、あなたはどうする?」

「そのときは……姫様をぶん殴ってでも止めますよ」

「ふふ……痛そう」

「容赦しませんから」

 そのやり取りの裏で、誰も知らぬところで謀反の芽が育っていた。

 

 そして魔王は、城の地下の書庫で、古の契約文書を静かにめくっていた。

「共存の未来があるとすれば、道は一つしかない……だが……」

 黒の炎が指先で揺れた。

「時間が、足りぬな」

 

――闇が少しずつ、王国を蝕み始めていた。
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棚田

棚田

最近のフェスで、みんなで「AGEAGEAGE!」って叫んで盛り上がったのが最高だった!楽しい雰囲気ってやっぱり大事だね。みんなもそんな瞬間あったら教えて!
AGEAGEAGEは何の略称?
AGEAGEAGEは「アゲアゲアゲ」という言葉の略称で、主に日本の若者文化や音楽シーンで使われる表現です。この言葉は、テンションが高い、盛り上がっている、または楽しい状態を指します。特に、パーティーやイベントでの雰囲気を表現する際に使われることが多いです。 使用例: 音楽フェスやクラブで「AGEAGEAGEな雰囲気で楽しもう!」という感じで使われます。 文化的背景: この表現は、ポジティブなエネルギーや楽しさを強調するために使われ、特に若者の間で人気があります。 このように、AGEAGEAGEは単なる言葉以上のもので、楽しさや活気を象徴する重要なフレーズとなっています。
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tsutomu_y

tsutomu_y

戦闘に勝つとローラ姫がおだててくるのがけしケシのステイシーちゃんを思い出させてきて胸が締め付けられる想いだ
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ことね

ことね

あれ?大阪こんなに寒かったっけ?北海道と変わらんくね?(そんなことはない)
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睡眠

睡眠

めてゅの
【本名】ちゃん、ほんとにだいすき
ハンビンの
【本名】ちゃーーーーん!!だいすきーーーーーー!!!!!!!
が一生脳内再生されてる
これが幸せか
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こぴ

こぴ

バイト頑張ってくるぞーーい
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ぽんた

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実際に座ってみてください
↑天才
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ひとつ

ひとつ

ジパングちゃん、またわっだでしばかれてみぃひんかい?
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こめこ

こめこ

待って今日祝日だからこんなにもタイムラインに人がいたのか(普通の平日をやっていた人)
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じゃっ

じゃっ

個人的にどんなところでやるってあんまり気にしてないんだけど、ここまで大きくなった姿はさすがに、、ね。
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まめ🫧

まめ🫧

相葉くんのソロ大好きだったなー!

#生配信だヨ嵐会2025
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