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りぴー
空想旅行vol.13【幻想と現実が交錯する海洋国家「星砂礁連邦セレニア」】
碧い海に浮かぶ白銀の輝き——星砂礁連邦セレニアは、まるで海から生まれた宝石のような国だ。人口わずか120万人ながら、シーヴィール、コーラルキン、ミストウォーカーという三種族の市民が織りなす文化は、世界に類を見ない深遠さを持つ。
国土を彩る建築物は圧巻だ。真珠白の外壁に虹色に輝く真珠石とガラス化した貝殻が組み合わさり、朝日を浴びれば七色の光が街を照らす。白銀の珊瑚石で作られた柱や軒先は風を受けて微かに歌うように振動し、透過性のクリスタル珊瑚板の屋根は昼には太陽光を柔らかく拡散し、夜には星明かりを増幅させる不思議な輝きを放つ。
セレニア最大の誇りは「潮燈(うしおあかり)」だろう。海底洞窟で大切に育てられるバイオルミネセントプランクトンを琥珀結晶に閉じ込めたこの照明器具は、どんな暗闇も柔らかな海色の光で満たす。漁師たちは航海の安全を祈り潮燈を船に乗せ、医療従事者は癒しの効果を求めて病室に灯す。外国からは「海の魂を閉じ込めた宝石」と称され、高値で取引されている。
国の西に広がる碧深海峡は、透明度1000mという驚異的な水質を誇る。昼間、陽光は海中深くまで届き、刻々と変化する蒼のグラデーションは「生きたキャンバス」と呼ばれ、世界中の画家が描きに訪れる。夜になれば深淵から浮上するバイオルミネセンス生物が光のカーテンを形成し、「神々の階段」という呼び名で親しまれている。
セレニアの人々の活気は並外れている。コーラルキンの若者たちは珊瑚建築の技術を競い合い、シーヴィールの歌声は波と共鳴して響き渡り、ミストウォーカーの霧の踊りは夜の祭りを彩る。三種族が交わる市場では、潮騒のリズムに合わせて交渉の声が飛び交い、潮の香りと笑い声が絶えない。
しかし今、この美しい国は海底火山活動の活発化という危機に直面している。有毒ガスと鉱物沈殿による汚染で珊瑚礁は崩壊の危機にあり、潮燈の命とも言える発光プランクトンは激減している。さらに深海生物の突然変異による船舶襲撃事件や海賊との衝突も増加し、古代海底遺跡から聞こえる謎の歌声は不安を煽るばかりだ。
それでも彼らは希望を捨てない。「海は与え、海は奪う。私たちは常に海と共に生きてきた」とは、セレニアの古い諺だ。国民は一丸となって環境保全に取り組み、科学者たちは発光プランクトンの人工培養に成功しつつある。セレニアの光は、この危機を乗り越え、これからも世界を照らし続けるだろう。
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そりゃ石塚も見たいけどさ

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