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ほたる
次に引くのは『考えるヒント3』(文春文庫)所収『美を求める心』の一文です
「言葉は眼の邪魔になるものです。例えば、諸君が野原を歩いていて一輪の美しい花の咲いているのを見たとする。見ると、それは菫の花だとわかる。何だ、菫の花か、と思った瞬間に、諸君はもう花の形も色も見るのを止めるでしょう。諸君は心の中でお喋りをしたのです。(…中略…)何んだ、菫の花だったのかとわかれば、もう見ません。これは好奇心であって、画家が見るという見る事ではありません。画家が花を見るのは好奇心からではない。花への愛情です。愛情ですから、平凡な菫の花だと解りきっている花を見て、見厭きないのです。(…中略…)美には、人を沈黙させる力があるのです。これが美の持つ根本の力であり、根本の性質です。絵や音楽が本当に解るという事は、こういう沈黙の力に堪える経験をよく味わう事に他なりません。ですから、絵や音楽について沢山の知識を持ち、様々な意見を吐ける人が、必ずしも絵や音楽が解った人とは限りません。」
戦争によって、バラバラに解体された現代の私たちの精神は、自分たちの人生の方向性を決めるための指針、すなわち私たちを常に中心に向かって引っ張ってくれる外的な力を見失い、サブカルチャー的な物語を消費するだけの、匿名的な塊として仮想的なインターネット上に浮かんでいますよね
「抜け殻」・「根無し草」などと例えられたりするような私たちの個人的な人格は、「今さえ良ければいい」という刹那主義やニヒリズムに回収されがちです 教養はオワコン、今は「知の集積の時代」だと言われたりもしますが、本当にそうでしょうか?
AIが私たち人間の学習モデルを模倣して、その処理能力はオリジナルである人間のそれを遥かに凌駕している 人間にあってコンピュータにないものとは一体何でしょう?そもそも、その2者をオリジナルとコピーとして比較・検討することに意味はあるのでしょうか?
私たちは、それぞれが違う世界を見ている その前提をどう捉えるのかも私たち次第なのかもしれません
小林秀雄『考えるヒント』は『小林秀雄全作品:新潮社版』にまとめられているものと、文春文庫版で全4冊に分けて出版されているものがあります (画像2枚目は新装版らしいです[冷や汗])頭の中が広がっていく快感が得られるのでおすすめです![ウインク]


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伊藤博文
よく見りゃ今月、休みあらへんやんけ……
コスパ悪いなあ😞
テレビのインタビューで、若い兄ちゃんが「グルメインフルエンサーやってます。月収?100万円前後です😃」て言ってて、それどーやんの!?教えて!!てテレビに叫んでもた🥲
楽な仕事じゃないのだろうけど、好きな事を仕事にしたいよねえ、、、

🍻こけしᥬ🥱ᩤ
昨日はめっちゃ楽しかったー!
@るかるか𖤐𝐍𝐅 わざわざうたうまアイコン持ってきてくれてありがとだよー!!カラオケの度に使うね🫶🫶
今日はいつも以上に声ガッサガサだけどww
@りんご🍎🪽 くんの歌もまーじ凄かった!!嬉しかったぁあ!!
皆さんお疲れっした!楽しい時間をありがとー!!





杉本造
(T_T)
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