：セロリさんの心の壁を取り除く方法

セロリさん
ご相談ありがとうございます。

常に「悪いこと」を考えてしまい、周囲に気を張り詰めてしまうのですね。会話でも本音を言えず、たまに出た言葉に後悔してしまう…人とのコミュニケーションに自信がなくなり、さらに不安が増すという負のループに陥ってしまっているのですね。

きっと、相手の小さな表情の変化を察知してしまい、「相手がどう思うか」を無意識に考え、場の空気やトラブルを回避しようとして、言葉を選びすぎてしまう傾向があるのでしょうね。

ですが、悪いことばかり考えてしまうと、心がずっと張り詰めて疲れてしまいます…
ループから抜け出す方法はいろいろありますが、今回は相手に嫌われたくないと思っているからと仮定してお答えしますね。

相手の思考や言葉の受け取り方はその人自身のものであり、その人の責任でもあります。
例えば、ご友人から「頑張ってね！」と言われたとします。自分がヤル気に満ち溢れていたら、「応援の言葉をもらえて嬉しい！」と思うでしょう。でも、泣きたいくらいヘトヘトに疲れているところで、「頑張ってね！」と言われたら、「もう追い込まないで…」と思いますよね。同じ言葉でも、受け取り手の状況で変わってしまうのです。なので、どう受け取るかはその人の責任なのです。

もう一つ例を挙げると、あなたが応援しようと「頑張ってね！」と言ったとします。その時に「これ以上頑張れと言ってるの？」と嫌味を言われたらどうでしょう？
あなたは応援したいと思って言ったのに、相手は負担に感じてしまった…
つい責任を感じてしまいそうになりますが、言葉をどう受け取るかはその人自身の責任なのです。
「頑張ってね！」と言ったことに対して、相手は「応援してくれてありがとう！」と受け取ることもできますし、「どうして追い込むの？」と受け取ることもできて、これは自分にはコントロールができないのです。

繊細さんは相手の小さな表情の変化を読み取ってしまうからこそ、自分の発した言葉で相手が自分が望んだ反応がないと不安になってしまいます。
もし、自分が望んでいない反応をされたとしても「私はできる限りの配慮をしたよ」「あなたはそう受け取ったんだね」と心の中でそっと呟いてみてください。

どうか相手の気分まで自分の責任のように感じてしまわないよう、意識してみてくださいね。